沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読する相良倫子さん=沖縄県糸満市で2018年6月23日、津村豊和撮影 「生きる」 沖縄県浦添市立港川中学校 3年 相良倫子 私は、生きている。 マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、 心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、 草の匂いを鼻孔に感じ、 遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。 私は今、生きている。 私の生きるこの島は、 何と美しい島だろう。 青く輝く海、 岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、

ベストセラー『思考の整理学』の著者である外山滋比古さんは、94歳となったいまでも広い分野で研究を続けている。「40代からの知的生活術」について聞いたところ、外山さんは「本の知識が役立つのは30代まで。40歳を過ぎたら本に頼らず、自分で考えることが必要です」といいます。その理由とは――。 ※本稿は、「プレジデント」(2017年10月2日号)の掲載記事を再編集したものです。 もっと自然に、楽しく、面白く生きることを考えよう ――若いときも将来のことを考えると不安でしたが、中年になっても相変わらず不安です。むしろ日々の仕事に加え、家のローンや、教育費、親の介護などリアルな問題が山積みで知的生活どころじゃない。でも、前向きに新しいことに挑戦していく意欲は必要ですよね? 挑戦だとか、そんな大袈裟なことしなくてもいいんです。そうじゃなくて、納得のいくことをきちんとやる。「偉くなる」だとか、「金が貯まる
かつて中学校では必ず教わるものだったアルファベットの筆記体。現在では習わないのが一般的で、筆者(平成2年生まれ)も活字体しか使えない世代の1人です。 この筆記体を習った/習っていない世代の境界線は、どこにあるのでしょうか。 筆記体を習っていないのは、何年生まれから? 日本の中学校では、1947年から筆記体が必修とされてきましたが、2002年4月施行の学習指導要領では「生徒の学習負担に配慮」したうえで教えるものとされました。「必ず習うもの」から「余裕があったら習う」に変わったわけです。 しかし、この2002年度は、ちょうど完全学校週5日制がスタートした年度。いわゆる「ゆとり教育」で授業数が減っており、筆記体を教える公立中学校は激減したといわれています。その後、「脱ゆとり」への方向転換で授業数は増加しましたが、筆記体教育の方針は変わらず、現在でも習わない子どもが多いそうです。 転換点となった学
6月19日は日本のスタートアップの歴史に残る日となった。メルカリが東証マザーズへ上場。会社設立から3年で評価額は1,000億円を突破し、わずか5年で上場。上場当日の終値ベースでの時価総額は7,000億円を超える。メルカリの役員のみならず、その従業員からも多数の億万長者が誕生した。その数は30名以上。メルカリは、日本でもスタートアップドリームが実現することを証明した。その驚異の軌跡を資本政策を中心に見てみよう。 メルカリの上場までの軌跡は、同社のバリューの言葉を用いて、「Go Bold」な爆速の挑戦、「All for One」を実現する資本政策、「Be Professional」な最強の役員チームと表せるのではないだろうか。
突然だが、6月4日から昨日まで中国の深センに行っていた。 この記事を書いた知人が「今度は深センに行く」というので、同行させていただいたのだ。 深センは香港のすぐ北にある都市だ。緯度としてはベトナムのハノイ、バングラデシュ、インドのムンバイなどとさほど変わらず、日本からはかなり南に位置している。 空港はあるが、今回は香港まで飛び、その後陸路で深センに渡った。 香港で1回、さらに深センに入るときに1回入国審査があり、飛行機に乗っている時間は4時間程度だが、深センの市内にたどり着くまでは、羽田から7、8時間はかかる。 街は「東南アジア」といった風情で、非常に蒸し暑く、お世辞にも快適とは言えない。 また、もしかしたら「深セン」といえば、日本の製造業の工場がある場所、というイメージをもつ方もいるかも知れない。 だがそれは20年前の話だ。現代の深センは全くそれとは異なる。 現代の深センは人口約1300
連結売上高29兆3795億円、営業利益2兆3998億円、純利益2兆4939億円――。日本企業で過去最高となるこの途方もない数字は、2018年3月期決算でトヨタ自動車がたたき出したものです。 しかし、その決算発表会見の席上で豊田章男社長が見せた表情は、極めて厳しいものでした。 「自動車産業は今、100年に一度と言われる大変革の時代に突入しています。ライバルも、競争のルールも変わり、まさに未知の世界での生死を賭けた闘いが始まっているのです。新たなライバルとなるテクノロジーカンパニーは、われわれの数倍のスピードで、豊富な資金を背景に新技術への積極的な投資を続けています」 豊田社長はこう危機感を露にしたのです。 そうなのです。トヨタを含む国内の自動車メーカーは今、かつて経験したことのない激流に直面しています。この荒波を乗り切り、新たな航海に乗り出すことができるのか、あるいはあえなく力尽きて激流に飲
キャッシュレス社会の早期実現に向けて、風雲急を告げるQRコード決済市場。「どこが覇権を握るのか、今年でほぼ勝負は決まる」と言われるなか、ここに来て大きな動きが出てきた。 オンライン決済事業を手がけるメタップスは、グループ会社が提供するウォレットアプリ「pring(プリン)」を通じたQRコード決済に対応する加盟店の募集を始める。決済手数料は業界最安値となる0.95%を予定している。関係者への取材で分かった。 QRコード決済を利用する場合、加盟店は決済手数料を支払う必要があり、この負担が導入拡大の妨げになっていると言われてきた。楽天やLINEなど他の事業者が提供するQRコード決済の手数料は多くが3%台前半だが、メタップスのpringはそれらと比較しても圧倒的に安く、加盟店の負担を従来の相場の3分の1以下に減らした形だ。 飲食店や小売店など実店舗であれば中小を問わず加盟できるが、当初は法人格を条
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く