サイト「omni7」より 12月14日付本連載記事『 セブン&アイ 、 アマゾン ・楽天「越え」も目前…全勢力結集の革命的ネット通販』で述べたように、セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、全社を挙げてオムニチャネル戦略を強力に推進することで、ネット通販での売上高1兆円を目指す意向である。 このオムニチャネル戦略の統率を任されている鈴木康弘CIO(最高情報責任者)が述べているように、同戦略推進の目的は、「店舗とECの融合をさらに進め、いつでもどこでも商品を届けられる体制を築く」ことで、デジタル技術と小売りを掛け合わせた「リテールテック企業」を構築することにある。 セブン&アイHDにおける「第3の経営革新」と位置付けられたこのオムニチャネル戦略は、単なるシステム投資ではなく、同社にとって成長の起爆剤となることが期待されている。 『アップル、アマゾン、グーグルのイノベーション戦略』(雨宮寛