お菓子には2つの種類がある。それは、甘いお菓子と甘くないお菓子だ。 だからどうしたという風が吹いて通り抜けて行くが、今回はその甘いほうのお菓子から甘さを抜いてみようと思うのだ。 甘いお菓子は「甘くて」おいしい。それが甘くなくなるとどうなってしまうのか。味覚というよりも、心に訴える結果が待っていました。 (text by 古賀及子) クッキーは、甘くないとクラッカーになる 単純に考えれば本来甘いはずのお菓子から甘さ(砂糖)を抜いたら、そもそも料理としてそのお菓子がきちんと出来上がらないか、出来上がったとしても美味しくないというガッカリした結末が出るのは予想できる。 そんなガッカリをわざわざ体験するのは嫌だ。それでも実行しようとしたのには訳があるのだ。 実は普通に食べるために自宅でなんとなく作ってみた砂糖抜き(ほんのちょっとは入れた)クッキーが意外にも美味しかったのである。 クッキーというのは