本連載では、Oracleデータベースのパフォーマンス・チューニングの中から、特にSQLのチューニングに注目して、実践レベルの手法を解説する。読者はOracleデータベースのアーキテクチャを理解し、運用管理の実務経験を積んでいることが望ましい。対象とするバージョンは現状で広く使われているOracle9iの機能を基本とするが、Oracle 10gで有効な情報も随時紹介していく。(編集局) 連載目次 前回「表の結合を極めるチューニング・テクニック」では、絞り込み条件がない結合を含むSQL、絞り込み条件のある結合を含むSQLについて実例を基に最適な結合方法を説明しました。 今回は、Oracleの機能である「マテリアライズド・ビュー」「BITMAP JOIN INDEX」「クラスタ」を利用した結合処理に関するチューニング・テクニックについて説明します。 マテリアライズド・ビューを理解する 結合処理な
Oracleバックアップ/リカバリ講座(13): ノーアーカイブログモードでのリストア・リカバリ 本記事では、Oracleデータベースのバックアップ/リストア/リカバリについて、そのアーキテクチャ、代表的なバックアップ手法、論理/物理バックアップ、RMANといった全般的な内容を解説していく。(編集部)(2007/4/12) Oracleバックアップ/リカバリ講座(12): Recovery Managerによるリストア・リカバリの方法 本記事では、Oracleデータベースのバックアップ/リストア/リカバリについて、そのアーキテクチャ、代表的なバックアップ手法、論理/物理バックアップ、RMANといった全般的な内容を解説していく。(編集部)(2007/3/16) Oracleバックアップ/リカバリ講座(11): OSコマンドを使用したリストア・リカバリの方法 本記事では、Oracleデータベー
オンラインREDOログ(以降は単にREDOログ)の設計について考えた事、Oracleがマニュアルで示している設計方針をメモ。 REDOログ設計で決めること REDOログ1ファイルのサイズ REDOロググループの数 REDOロググループ内のメンバー数 REDOログの物理配置 考える観点 性能 信頼性 コスト Oracleがマニュアルで示している設計方針 『Oracle® Database管理者ガイド 11g リリース2 (11.2) 12.REDOログ管理』 『Oracle® Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド 11gリリース2(11.2) 4.1.3 REDOログ・ファイルのサイズ指定』 REDOロググループ内のメンバー数 あまり悩まずに決まる設計部分。 1個か2個以上か 1個 2個以上 性能 1個にのみ書くため最もI/O量は少なく速い。アーカイブ速度は理論的には2個以上
マルチテナントアーキテクチャのバックアップ設計、考え方とNGパターン:ユーザー目線でチェック! Oracle Database 12cの知りたいところ(3)(1/3 ページ) データベースのバックアップは、障害発生時に復旧できるよう、正しく取得する必要があります。また、環境に則したバックアップ計画やリカバリ計画を検討しておく必要があります。12cで盛り込まれた機能を理解して、安全かつ効率のよいバックアッププロセスの設計を考えましょう。 (前回の記事へ) データベースの運用において、データベースのバックアップは最も重要なタスクといえます。しかし、システムに最適なバックアップ設計に十分な時間を割けない場合もあるかと思います。 12cマルチテナントアーキテクチャを使用したデータベースにおいて、最適なバックアップ設計を行うための検討材料になればと考え、第3回目となる今回は、12cで追加されたRec
主な内容 --Page 1-- ▼バックアップ方法を検討する ▼増分バックアップで取得する ▼リストア時の違い --Page 2-- ▼増分バックアップの取得例 ▼増分バックアップの高速化 --Page 3-- ▼バックアップ対象を分割して取得する --Page 4-- ▼アーカイブREDOログファイルのみを取得する ▼バックアップ対象を減らす 前回「これだけでRecovery Managerは完全マスター」ではRecovery Manager(以下、RMAN)の概要とデータベース全体のバックアップを例に簡単な操作方法を紹介しました。今回はOracle 10gの新機能も踏まえつつ応用的なバックアップの方法について説明します。以降のバックアップ結果については、これまでと同様にLinux環境のOracle 10g Relese2で実行したものになります。 バックアップ方法を検討する データベー
コーソル DatabaseエンジニアのBlog へようこそ コーソル DatabaseエンジニアのBlogでは、 コーソル所属のエンジニアがOracle Databaseを中心としたDatabaseに関わる技術情報を発信しています。 コーソルでは、Oracle Databaseをはじめとするデータベース全般に関わるサービス(コンサルティング、設計、構築など)、オラクル製品のプロダクトサポートサービスを提供しています。 また、不定期で無償の技術セミナーを開催しています。 株式会社コーソル - サービス案内 株式会社コーソル - セミナー情報 コーソルでは、Oracle Databaseスペシャリストになりたいエンジニア、 Oracle Database技術を活かして働きたいエンジニアを絶賛募集中です。 コーソルについて知るためには・・・ 株式会社コーソル - 会社情報 人事ブログ - 『コー
2013年11月15日(金)13:00-16:45、特濃JPOUGが行われた db tech showcase Tokyo 2013のセッションルームAは、スクリーンを じっと見守る Database Tongalistの みなさまで ずっと埋め尽くされていました。 13:00-13:45 A33 Oracle Database 12c Pluggable DatabaseでSTATSPACKつかったらどうなるんだ 山下 正 (A33)db tech showcase 2013 Tokyo | Facebook Album [A33] [特濃jpoug statspack on pdb oracle database 12c] 20131115 補足・続報付き 14:00-14:45 A34 Corruption And Revive : 破壊と復活 渡部 亮太 (A34)db tech
いまや多くの業務アプリケーションが仮想サーバ上で稼働するようになってきていますが、仮想環境で稼働させるのは難しいと考えられているのがデータベースです。 » Live Migration of Monster Oracle RAC Nodes without Client Disruption? Easy as VMware vSphere! Long White Virtual Clouds データベースに負荷をかけたままVMwareのライブマイグレーションを実行した場合、クライアントからの接続を含めて問題なくトランザクション処理が継続できるのか、ライブマイグレーションにはどれだけ時間がかかるのでしょうか。 それを実際に試してみた記事が、企業向けにアーキテクチャコンサルタントをしているMichael Webster氏のブログLong White Virtual Cloudsに「Live M
信じられないDB文化「固定長DB」でもあうんです。大規模コンシューマ向けサービスのRDB設計 - 山本大の日記に引き続き、大規模コンシューマ向けサービスのRDBの意外な使い方について。 僕らのサービスでは、統計情報を手作業でセットして固定化していた。 こんなことは普通やらないけれど、しかしながら非常にシステムのパフォーマンスを安定させるのに効果があった。 Oracleの統計情報(オプティマイザ統計情報)とは まず統計情報とは何かというところから始める。 統計情報とは、正式名称「オプティマイザ統計情報」といい、OracleがSQLを解析して最適な実行計画を作成するために利用する情報である。 実行計画を作成する機能のことをCBO(コスト・ベース・オプティマイザ)という、このオプティマイザ向けの統計的な情報だから、オプティマイザ統計情報と呼ばれる。 統計情報の実体は何かというと、データベースの各
[速報]オラクル、Oracle 12cにインメモリとカラム型データベースの追加機能を発表~Oracle OpenWorld 2013 米オラクル主催のイベント「Oracle OpenWorld 2013」がサンフランシスコで開幕しました。 同社CEOのラリー・エリソン氏は最初の基調講演に登壇。現在データベースの新しい技術として注目されているインメモリとカラム型データベースの機能をオプションとしてOracle Database 12cに追加すると発表。さらにインメモリ処理に優れた32TBメモリ搭載可能な新型SPARCサーバも発表しています。 基調講演の内容をダイジェストで紹介します。 Oracle DatabaseのIn-Memroyオプション発表 米オラクルCEO ラリー・エリソン氏、ご機嫌な表情で登場。
主な内容 --Page 1-- ▼RMANの基本知識 ▼RMANを使うメリットは? --Page 2-- ▼RMANリポジトリの保持先は2つある ▼RMANの実行はバッチモードが基本 --Page 3-- ▼RMANによるバックアップの保存方法を決定 ▼データベース全体のバックアップを取得する --Page 4-- ▼取得したバックアップを確認する 第6回「OSコマンドによる物理バックアップの全手順」、第7回「物理バックアップの失敗を根絶するノウハウ」では、ユーザー管理によるバックアップの方法やその注意点について説明しました。 今回からはRecovery Manager(以後、RMAN)によるバックアップ方法について説明していきます。RMANの概要については第4回「Recovery Managerを使ったバックアップ方法」でも説明しましたが、ここではもう少し内容を掘り下げて説明していきます
主な内容 --Page 1-- ▼Data Pump Export/Importユーティリティで論理バックアップ --Page 2-- ▼論理バックアップ処理を一時停止する --Page 3-- ▼ダンプ・ファイル・セットの使用ディスク容量を見積もる ▼データファイル、表領域、スキーマを変更してリカバリを行う ▼アンロード/ロード処理のパラレル実行 ▼覚えておくと便利なパラメータ一覧 第3回「Oracleの代表的なバックアップ方法」、第4回「Recovery Managerを使ったバックアップ方法」では、Oracleの代表的なバックアップ方法の概要について説明してきました。今回は、第3回で説明した論理バックアップ方法としてDataPumpに焦点を当て、具体的な使用方法やその際の注意点を説明します。 Data Pump Export/Importユーティリティで論理バックアップ Oracle
このエントリは JPOUG Advent Calendar 3日目への参加記事です。 "Advent Calendar" の意味を調べてみたところ、 「アドベントカレンダー」(Advent Calendar)とは、クリスマスまでの期間(待降節=アドベント)をより楽しく過ごすため、12月1日から24日までの間カウントダウンしていく“日めくりカレンダー”のことです。 (中略) IT業界では、このアドベントカレンダーの風習に習って、12月1〜24日の間、何かのテーマや、何らかの制限事項(縛り)を設けてWebにコラム記事を書くというイベントを楽しむようになりました(なかには25日や年末まで続けるものもあるようです)。 師走を楽しもう。技術系アドベントカレンダーの魅力とは:安藤幸央のランダウン(59) - @IT ということらしいです。 お役立ちTIPSとか思い浮かばなかったので読み物を書きます。
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