霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 前回 は、主に対GDP比の医療費という指標で見て、日本の医療・介護の規模は小さすぎると書きました。 しかし一方で、当然ながら、日本の経済規模に限りがある以上、医療・介護に回す費用を無限に増やしていくことはできません。 国民医療費(公的負担だけでなく自己負担分も含む。介護も含む)の対GDP比は上昇の一途をたどっていて、これをいつまでも続けられないことは明白。 どうやって医療費の伸びを抑制していくかが重要な課題です。 (※)棒グラフ(額)では急増しているように見えますが、インフレ率を差し引けばそれほど急増はしていません。折れ線グラフ(対GDP比)の方を見てください。 1.政府がやろうと