東京都の石原慎太郎知事(80)は25日、緊急の記者会見を開き、都知事を辞職し、次期衆院選に出馬する意向を表明した。
民主党の小沢一郎元代表ら52人(衆院40人、参院12人)が2日昼過ぎ、離党届を提出した。元代表は同日午前、輿石東幹事長に離党する意向を伝え、52人の離党届は国会内の党幹事長室に山岡賢次副代表と広野允士参院議員が持参した。消費増税法案をめぐる民主党内の混乱は、与党第1党の分裂に発展した。民主党は衆院の単独過半数を維持しているが、党内には小沢グループの残留組や鳩山由紀夫元首相ら消費増税反対派をなお抱えており、野田佳彦首相は厳しい政権運営を迫られる。 小沢グループ内には離党に慎重な議員も多く、集団離党の回避策を探る動きもギリギリまで続いたが、党内最大勢力の小沢グループ約100人も分裂する形になった。小沢元代表は近く新党を結成する方針とみられ、山岡氏は離党届の提出後、記者団に「今後のことは小沢先生が記者会見して説明する」と語った。
手前の列になった穴が大型建物の柱跡で、奥に竪穴建物跡が見つかった=2012年2月、奈良県立橿原考古学研究所提供 奈良県立橿原考古学研究所は19日、同県桜井市の脇本遺跡で、7世紀後半の大型建物跡を発見したと発表した。昨年5〜8月の発掘で柱跡が見つかり、柵か建物跡か不明だったが、新たな柱跡を見つけ、建物跡と断定した。橿考研は「天武天皇の娘、大伯皇女(おおくのひめみこ)が心身を清めたとする泊瀬斎宮(はつせいつきのみや)の一部である可能性が考えられる」としている。 日本書紀には、大伯皇女が673年に泊瀬斎宮で身を清め、翌年に伊勢神宮に斎王として向かったとあり、脇本遺跡が斎宮の有力候補地とされる。 発掘は昨年10月〜今年2月、472平方メートルで実施。発掘済みの14本の柱跡につながる4本の柱跡を発見し、東西18.8メートル、南北8メートルの掘っ立て柱建物跡と分かった。過去に発掘された7世紀後半の柱列
第18回東京電力福島原子力発電所事故調査委員会に参考人として出席し、委員の質問に答える東京電力の清水正孝前社長=東京都千代田区の参院議員会館で2012年6月8日午後3時19分、藤井太郎撮影 東京電力福島第1原発事故の原因などを調べている国会の事故調査委員会(黒川清委員長)は8日、東電の清水正孝前社長を参考人聴取した。菅直人前首相らが事故直後、原発からの「全員撤退」を東電側が伝えたと主張している問題について、黒川委員長は記者会見で「東電は撤退という言葉を使っていない。現場は一貫して原子炉の問題に取り組んでいた」と述べ、全員撤退は官邸の誤解だったという見解を示した。清水氏は質疑で「全員撤退は思ってもいない」と否定しつつ、「コミュニケーションギャップを埋める余地があった」と意思伝達の問題を認めた。 国会事故調の調査によると、東電は11年3月14日、2号機の原子炉圧力が上がって注水できなくなり、危
野田再改造内閣が4日、皇居での認証式を経て発足した。野田佳彦首相は首相官邸で記者会見し「諸懸案を前進させるための環境整備をするべく、内閣の機能強化という視点で改造を行うことにした」と説明。消費増税法案の今国会成立へ向け6月21日の会期末までに「採決できる環境整備に全力を尽くす」と表明し、自民党などとの修正協議を進める決意を示した。初めて民間から防衛相に就任した森本敏氏は「シビリアンコントロール(文民統制)の原則に立ち返れば何ら問題はない」との認識を示した。 今回の内閣改造で首相は、参院の問責決議を受けた2閣僚を含む5閣僚を退任させ、消費増税法案の修正協議の障害を取り除くことを狙った。会見で首相は「会期末に向けた約20日間は日本の将来を左右する大きな決断の時となる。全身全霊を傾けて一日一日、大事な決断をしていきたい」と語った。
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