昨日のエントリーで手塚治虫「ブッダ」を久々再読した話を書いた。きっかけは、「Yahoo!ブックストア」で2013年5月28日から2013年6月4日まで(ということは明日までか)無料で読めるとのことで、無料かあ、ほんとかなあ、以前全巻持っていたが、久しく読んでないから、この機会に再読してみようかということだった。 読み返してみると、いろいろ思うことはあった。ツイッターの反応で「仏教じゃねぇ批判はよく聞くけど、お釈迦様を主人公に、これだけ面白い漫画はないのでそこを評価してほしい」というのがあったけど、ああ、それはすまなかった。批判しているつもりはなかったし、面白い漫画だというのは前提のつもりだった。そうでなければ、思春期から青年期まで読み続けることはないよ。というか、cakesでの書評のようにきちんと評価を中心に描くべきだったかなとちょっと反省した。ええ、手塚治虫「ブッダ」は面白いですよ。女の
「Yahoo!ブックストア」で2013年6月4日まで、手塚治虫の「ブッダ」全14巻が無料で読めると聞いて、ああ、懐かしいなと思った。ニュースをざっと見ると、アンドロイド端末アプリを使うらしいので、持っているけど、あれで漫画を読む気にならないと思った。が、ふと気になってもう一度見ると、iPhoneアプリにも対応しているらしい。それでも画面が小さくて読む気にはならないが、もしかしてiPadで読めるのかもと思って試したら、読めた。そして、つらつら14巻を読んだ。他に、「火の鳥」全16巻と「ブラック・ジャック」全22巻も同期日まで無料らしい。そちらはいくつか覗いてみた程度。 手塚治虫の「ブッダ」が、潮出版社の少年漫画雑誌「希望の友」に連載開始されたのは1972年のこと。僕が中学二年生の時だ。すでにその頃、僕は亀井勝一郎の「親鸞」(参照)とか、鈴木大拙の「日本的霊性」(参照)や梅原猛の「地獄の思想」
1969年京都府生まれ。82年、田中魁秀九段門で奨励会入会。87年四段、プロ棋士となる。93年、羽生善治竜王を破り初タイトルの竜王位を獲得。以後、名人2期、棋王2期、棋聖6期、王将2期と、あわせて13期のタイトルを獲得している。98年九段。2006年度、棋聖通算5期獲得により永世棋聖の称号を得る。天才肌の棋士が多いという「羽生世代」の1人。「1秒間に1億3手読む」とも言われ、「緻密流」と呼ばれる。趣味はバイオリンとゴルフ。 「敗者の条件」。西洋史の専門家である会田雄次氏が、歴史の大勝負に負けた人物たちを丹念に追った一冊です。勝負の世界に生きる佐藤九段が、なぜ負けた人たちの物語に興味を持ったのでしょうか? 「(名人位など)タイトルを何回もとっているが、将棋界で時代を作るような"ナンバーワン"になったことはない。何か欠けている部分が自分の中にあると感じて」「読むと、勝負という観点で『なるほど』
6月1日からアニメイト全国106店舗で実施される「アニメイトブックフェア」の中の特別企画として、角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫の往年の名作を復刊する企画を角川グループホールディングスが実施することになりました。 名作ライトノベルが復活!アニメイトグループと「復刊プロジェクト」を推進 (PDFファイル)http://www.kadokawa-hd.co.jp/topics/20130410_FKkc.pdf 企画の第1弾は角川スニーカー文庫作品が4点、富士見ファンタジア文庫作品が7点。 まず、6月1日に刊行されるのは「カウボーイビバップ The Wild Man Blues」(初版1999年3月)。1998年4月から6月にテレビ東京系列で放送されたテレビアニメをもとにしたノベライズで、本編中のエピソードではなく、アイン(犬)がキーとなっているオリジナルエピソード。執筆担当は脚本家
(応募は終了しました) こんにちは、結城浩です。いつも応援ありがとうございます。 2013年4月に、『数学文章作法(さくほう)基礎編』が「ちくま学芸文庫」より刊行されます。 本書『数学文章作法 基礎編』では、正確で読みやすい文章を書く心がけをお話しします。数式まじりの説明文が題材の中心ですが、説明文を書く人ならどなたにも役立つ内容になる予定です。 恒例になりましたが、みなさんへの感謝を込めて、本書を無料プレゼントいたします。 このエントリをよくお読みの上、どうぞご応募ください! 当選者に送られるプレゼント:書籍『数学文章作法 基礎編』 当選人数:15人 応募〆切:2013年3月14日(木)《3.14は数学の日》 応募条件:以下の(A)(B)(C)のうち少なくともいずれか1つを実行してください。 (A) あなたのWebサイトやブログに「結城浩の数学文章作法」という文字列を含むエントリを書く。
2012年10月14日15:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech ナニワ研究道 - 書評 - 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた 山中伸弥先生に、 人生とiPS細胞について聞いてみた 山中伸弥 / 緑慎也 出版社より献本御礼。 マウスでの確立(2006)から6年、ヒトでの確立から5年、初の一般書「iPS細胞 ヒトはどこまで再生できるか?」から4年。今では書店の本棚の一列ぐらいは埋まるほど出ているiPS細胞に関する書籍であるが、ノーベル賞受賞でこれが本棚一つ分ぐらいになるのは確実だと思われる。 しかし本人による語り下しはその中でも格別である。しかも本書に限れば、「上の」方にではなく「下の」方に。ずばぬけて平易なのである。オビに「中学生から読める」とあるが、これは誇大広告どころかずいぶんと控え目な表現。小学校高学年からOK。語り聴かせるのであれば低学年でも大丈夫。全年齢
「読書の秋」と呼ばれる季節がやってきました。よく本を読む人はもちろん、普段あまり読書をしない人も、この機会に1冊手に取ってみませんか? 今日は、はてなブックマークニュースの中から読書が楽しくなる記事を集めてみました。 ■ 読みたい本を見つけるには? <もっと図書館を活用しよう> ▽ もっと“図書館”に行きたくなる! 知っておきたい便利なサービス - はてなニュース まずは読みたい本を見つけましょう。書店の店頭で売れ筋の本や書店員が推薦する本を購入するだけでなく、無料でいろいろな本が読める図書館を利用してみるのもオススメです。こちらの記事では、図書館の基本的な利用法とメリット、蔵書検索サービスの紹介など、“図書館の活用法”についてまとめています。本や雑誌、新聞はもちろん、近年ではマンガや映画のDVD、インターネットが楽しめる図書館も増えています。ぜひ一度、近くの図書館に足を運んでみてください
東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻の原子核実験グループ(Nuclear Experiment: NEX)のページにようこそ。 中村研究室では、大強度電子加速器施設において、ストレンジクォークを含む量子多体系であるハイパー原子核の研究を推進することでバリオン間相互作用(拡張された核力)の理解を深め、重い中性子星の謎(ハイペロンパズル)に挑戦しています。主な研究拠点は1)米国ジェファーソン研究所(JLab)、2)ドイツマインツ大学(MAMI)、3)東北大学電子光理学研究センター(ELPH)というストレンジクォークを作ることができる高エネルギーの大強度電子加速器施設です。これらに加えて、4)東海の大強度陽子加速器施設J-PARCにおいてS-2S磁気スペクトロメータを用いたハイパー原子核研究や、次世代プロジェクトとして準備が進んでいる高分解能高強度ビームライン(HIHR)における次世代のπ中間
2012年05月17日00:30 カテゴリ書評/画評/品評 感動必至 - 書評 - 天地明察 ついに読んでしまった。 天地明察(文庫版上下) 冲方丁 [原著] 初出2010.06.07; 2012.05.17 文庫化に伴い更新 「面白くない訳がない」という予感は下馬評を読むまでもなく、タイトルと著者を見ただけであったので、時期を選んで読みたかったのだ。積読が出来ない私は、だから当時あえて注文しなかった。しかも物語に関しては隙間読みも不得手なので、散髪もままならない日々が続く中、本作は後回しにしてきたのだ。 で、本日散髪に行き、帰宅した私を迎えてくれたのが本書だった。 なんとすがすがしい週末だろう。 週末。本作の時代にはなかった週末。 最初にお断り。本entryには主にWikipediaへのリンクが含まれるが、クリックするのは本作読了後にすること。どうしてもネタバレになってしまうので。 本作
「本音を言えば、この本が売りたかった!!」――こんなタイトルのブックフェアが3月、「ジュンク堂書店 新宿店」(東京・新宿三丁目)で開かれた。書店員が本当にお気に入りの本を持ち寄り、POPに本への熱い思いをつづったフェアの様子は、「書店員の最後の本気」とネットで話題を集め、たくさんの客が訪れた。 それは確かに、「最後の」本気だった。ジュンク堂書店 新宿店は3月31日、7年の歴史に幕を閉じた。テナントとして入居していた「新宿三越アルコット」の営業終了に伴う閉店。最終日には多くの人が訪れ、店内の最後の様子をTwitterにアップする人もいた。 同店の毛利聡店長は、閉店フェアがネットで盛り上がったことに驚いたという。予想外の反響を受け、「リアル書店が果たさなねばならない役割がある」と思いを新たにしている。 「お仕着せではないブックフェアを」 同店は、新宿三越アルコットの6~8階にあり、売り場面積は
「出版社が著作隣接権を求める理由」について、講談社が私に説明して下さるとのことで、本日(3/16)、音羽まで聞きに行ってまいりました。 (森川ジョージ先生もお話を聞きたいとおっしゃるので、同行していただきました。) 説明して下さったのは、講談社の常務取締役である清水保雅さんと、編集総務局の五木田直樹さん。 清水常務は、東京都の性描写漫画規制の時に、 「日本の漫画の創造性は“何でもあり”の精神で支えられている」 と言って規制に大反対したご本人で、結局講談社は都が主催する『東京国際アニメフェア』をボイコットするに至りました。明確に、漫画の表現の自由を守りたい立場におられる人物と言えるでしょう。 ・・・しかし結論から申しますと、清水さんと五木田さんをもってしても、出版社が著作隣接権を得るべき合理的な理由は、説明することができませんでした。(^^;) これは恐らく、お二人も同意なさる事だと思います
本書は「数学ガール」シリーズ第5弾です。 四人の高校生と一人の中学生が、学校の枠を越えた数学に挑戦します。 今回のテーマは、ガロア理論! 方程式の解の公式、定規とコンパスの作図問題、それらを取り巻く群と体、そしてガロア理論……。 若くして決闘で命を失った青年ガロアに端を発する、現代代数学の基本を味わいましょう。 読み物形式でありながら、取り扱う数学的内容は本格的。 数学クイズが好きな一般の方から、理系の大学生、社会人まで楽しめます。 数学的内容は、いつものように、いたって真面目、きわめて真剣です。 目指せ《理系にとって最強の萌え、ずっとずっと》。 Amazon Kindle 書誌情報 『数学ガール/ガロア理論』 結城浩 著 ソフトバンククリエイティブ(株)刊 2012年 ISBN:978-4797367546 Amazon 本書の目次 あなたへ プロローグ 第1章「あなたのあいするあみだく
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