小沢一郎・生活の党代表(70)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(39)ら元秘書3人の控訴審で、東京高裁(飯田喜信裁判長)は13日、3人を執行猶予付きの禁錮刑とした1審判決を支持し、元秘書側の控訴を棄却する判決を言い渡した。 2011年9月の1審・東京地裁判決は、石川被告と後任の池田光智(35)、元会計責任者・大久保隆規(51)両被告の3人が、陸山会が取得した土地を巡り、小沢代表から借り入れた現金4億円を04年分の政治資金収支報告書に記載しなかったなどと認定した。 これに対し、元秘書側は控訴審で「1審判決は推認を重ねており、証拠に基づいていない」として、改めて無罪を主張したが、退けられた。 同事件では、小沢代表も検察審査会の議決に基づき強制起訴されたが、1審、2審とも無罪となり、確定している。