歴史と書評に関するe_tackyのブックマーク (3)

  • 「われらはみな、アイヒマンの息子」ギュンター・アンダース: つれづれっぽく読書雑記~気ままにブックレビュー

    ユダヤ人哲学者であり、反核運動家でもある著者ギュンター・アンダースが、アイヒマンの息子に宛てた公開書簡を単行化したのが書「われらはみな、アイヒマンの息子」。 ナチスドイツでユダヤ人大虐殺を遂行したアイヒマン。 凡庸とも言える一官吏が、何故あれほど非人間的になり得たのだろうか? 著者は「人間は誰しも、想像力の限界を超えた現実に遭遇すると、思考停止に陥るからだ」と述べている。 振り返って現代、「核抑止論」をはじめ、核兵器の存在を認める人たちにも“内なるアイヒマン”が潜んでいる。 「われらはみな、アイヒマンの息子」ギュンター・アンダース-関連記事 Tee mit Milch われらはみな、アイヒマンの息子 のいぬ 『われらはみな、アイヒマンの息子』ギュンター・アンダース著、岩淵達治訳 労働外論 われらはみな、アイヒマンの息子、なのか いつになったら われらはみな,アイヒマンの息子 ブログ内

  • 「人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話」ギッタ・セレニー: つれづれっぽく読書雑記~気ままにブックレビュー

    イギリスの女性ジャーナリストであるギッタ・セレニーが、ホロコーストに携わった絶滅収容所長・フランツ・シュタングルを獄中で70時間にわたってインタビュー。 綿密な補足取材を加えて1974年に出版したのが書「人間の暗闇―ナチ絶滅収容所長との対話」。 日では、アウシュビッツなどの「強制収容所」が有名だが、シュタングルは、ユダヤ人を殺戮するためだけの目的で建設された計4カ所の「絶滅収容所」のうち2カ所の所長を歴任。 まさにホロコーストの現場責任者であり、直接当事者である。 ガス室を使った大量殺戮「ラインハルト作戦」の犠牲者は、150万人とも言われる。 なぜ人間があのような行動をとることができたのか?――この疑問はそのまま“人間の良心”が、戦時下という極限状況において、どのように作用し、どのように妨げられたかを見つめることだ。 インタビューを読み進むうち、シュタングルは明らかに良心をもった人間で

    e_tacky
    e_tacky 2007/03/21
  • 「日本の歴史をよみなおす」網野善彦: つれづれっぽく読書雑記~気ままにブックレビュー

    「百姓は農民ではない」 「日は孤立した島国ではない」 「日人は単一民族ではない」 「東日と西日はもともと違う文化圏である」 ――戦後、ステレオタイプ化された保守主義と進歩史観が横行するなかで、新視点からの問いかけを発し続ける歴史学者・網野善彦氏。 書「日歴史をよみなおす」を通して「歴史を学ぶことは楽しい」ということを実感できる。 新しいことに触れる楽しさ。「知る」ことに対するワクワクするような高揚感。 年表など傍らに投げ置いて、過去という闇の中に埋もれてしまった歴史というドラマを堪能できる。 社会に出てから歴史を眺めなおすと、学生の頃には感じなかった全く新しい発見、驚きがある。 そんなあれこれが散りばめられた珠玉の一冊だ。 ブログ内の関連する記事:5件 『歴史にみる「日の色」』中江克己 (2008年03月22日 19時49分)「鬼ともののけの文化史」笹間良彦 (2007年0

    e_tacky
    e_tacky 2007/03/05
    歴史は楽しいものですよ?
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