ビスマルクの肉声発見=エジソン蓄音機で録音 ビスマルクの肉声発見=エジソン蓄音機で録音 【ベルリン時事】19世紀にドイツ統一を実現した鉄血宰相ビスマルク(1815〜98年)の肉声を収録した蓄音機のろう管(音声記録用のろうを塗った筒)が米ニュージャージー州にある発明王エジソン(1847〜1931年)の研究所跡で発見された。現存する唯一のビスマルクの肉声で、ドイツ・ビスマルク財団のラッペンキューパー事務局長は「センセーショナルな発見」と話している。 エジソンは開発した新型蓄音機を売り込むため、助手を欧州に派遣。助手は1889年10月7日にドイツ北部ハンブルク近郊のビスマルク宅を訪れ、声を録音するよう勧めた。ビスマルクはドイツ語と英語で歌い、ラテン語で詩を朗読。さらに、普仏戦争(1870〜71年)で破ったフランスの国歌を口ずさんだ。(2012/02/02-07:53)