2012年2月28日のブックマーク (8件)

  • 『「ベーシックインカムは実現不可能」と言うのは、推理小説の犯人をバラすようなもの』

    霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 橋下大阪市長がベーシックインカムの導入を主張し始めたようですね。 ←「ベーシックインカム」のイメージ画像 また、元労働官僚の中野雅至氏が関西のテレビ番組でベーシックインカム反対の主張をし、それに橋下氏がツイッターでかみつくという騒動(その1 、その2 )もあったようです。 ベーシックインカムは、「税と社会保障を考える」の連載で丸々1回使って取り上げようと思っていますが、2週間ぐらい先になるため出遅れた感じになりそうなので、連載とは別に軽めに取り上げておきます。 ベーシックインカムに対する私の考え方は、「思考実験としてはおもしろいものの、現実の政策としての導入はおよそ不可能」というも

    『「ベーシックインカムは実現不可能」と言うのは、推理小説の犯人をバラすようなもの』
    e_tacky
    e_tacky 2012/02/28
    「ベーシックインカムそのものは導入不可能と気づくものの、副産物として」(中略)「新たな社会保障制度の発想につながることが期待できます」
  • 『社会保障と税を考える(6.社会保障以外のカットの上限は3~4兆円)』

    霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 さて、今回は社会保障以外でどの程度の支出カットができそうかについて。 と書いたそばから申し訳ないのですが、カットできる額を根拠をもって試算することは私には難しいので、考え方とごく粗い試算を示すだけになってしまいますが。 1.重要だと思う分野でどれだけ削れるかを提案し、それの積み上げが上限 「行政の支出は、最大限どの程度カットできるのか」 これは、共通認識を得るのが非常に難しい問題です。 達成すべきミッションが決まっていれば、その実現にどれだけ必要かは、ある程度の精度をもって試算できるでしょう。 民間企業のコストカットは、これに近いと思われます。収益を上げるというミッションは決まって

    『社会保障と税を考える(6.社会保障以外のカットの上限は3~4兆円)』
    e_tacky
    e_tacky 2012/02/28
    「その分野が重要だと思っている人たちが、断腸の思いで削れると判断した額を積み重ねたものが、行政の支出カットの上限」「役に立つんだけど、あえてやめたり先送りしたりすることまで踏み込む必要があります」
  • 『社会保障と税を考える(5.「200兆円組替えで20兆円」「天下り12兆円」は嘘)』

    霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 前回 は、「収入と支出のギャップ」=「プライマリーバランスの赤字の額」は、対GDP比で2.5~4.2%、消費税率に換算して6.3~10.5%分であることを示しました。 ここには、経済成長による税収増は既に織り込まれており、この分はすべて支出カットか増税で確保しなければなりません(なお、高齢化による支出増も織り込まれているので、高齢化の影響を上乗せする必要はない)。 さらに言えば、「成長戦略シナリオ」の実質2%、名目3.5%はかな~り甘いので、実質1%、名目1.5%という「慎重シナリオ」を採用し、それを上回った分はボーナスと考えるべきだと思います。 借金の残高がGDP比200%に近い

    『社会保障と税を考える(5.「200兆円組替えで20兆円」「天下り12兆円」は嘘)』
    e_tacky
    e_tacky 2012/02/28
    「国の総支出220兆円の大半はカット困難な経費」「天下りをやめれば12兆円を全部カットできるというのは、明らかに嘘」
  • 『社会保障と税を考える(4.消費税10~15%分の収支改善と、経済成長が必要)』

    霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 さて、今回は「歳入と歳出のギャップ」=「プライマリーバランスの赤字の額」がどの程度なのかについて。 2011年1月に内閣府が発表した、「経済財政の中長期試算 」という資料を分析していきます。 内閣府はいわゆる「官庁エコノミスト」の集団で、学究肌の人が多いです。 財務省のような「増税したい」という意図は(あまり)持っていませんので、信用してもらって大丈夫だと思います。 1.収支ギャップは、慎重シナリオでGDP比▲4.2%、成長シナリオで▲2.5% 収支のギャップは、経済成長がどの程度になるかで異なってきます。 内閣府の資料では、次の2つのシナリオを置いて試算しています。 ○慎重シナリ

    『社会保障と税を考える(4.消費税10~15%分の収支改善と、経済成長が必要)』
    e_tacky
    e_tacky 2012/02/28
    「消費税の増税は必要だと思います。しかし、それと同等かそれ以上に、経済を持続的に成長させることが必要なのは明らかです」
  • 『社会保障と税を考える(3.目標はプライマリーバランスの黒字化)』

    霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 前回は、私には知識がないのでよく分からないというカッコつきながら、増税と歳出削減で歳入と歳出のギャップを埋めることが必要だと思うと述べました。 では、埋めるべき歳入と歳出のギャップは、どの程度なのでしょうか。 この分野で最も信頼できる数字は、毎年1月に内閣府が発表している「経済財政の中長期試算」という資料。 最新は今年1月のもの ですが、これには消費税5%増税が織り込まれていますので、それが織り込まれていない中で最新の2011年1月発表のもの を見ていきます。 私は素人なので解説できません。原文を読んでくださいね。以上! ………と言いたいところですが、そういうわけにもいかないので、

    『社会保障と税を考える(3.目標はプライマリーバランスの黒字化)』
  • 『社会保障と税を考える(2.インフレ、経済成長で解決というのは幻想)』

    霞が関の某省で働く国家公務員(官僚)のブログです。 中央省庁のお仕事について紹介したり、日々の雑感をつづります。 公務員に対する批判は多いですが、無用な誤解は解き、イメージ改善のきっかけになればと願っています。 「国は毎年多額の借金をしている。増税(増税以外の収入増加策でもよい。以下同じ)や歳出削減で収支のギャップを埋めることが必要」 一見、当たり前のように見えるこの命題、果たして正しいのでしょうか。 正しいとすれば、収支のギャップを埋めるために、増税と歳出削減をどう組み合わせるか、というところに議論は絞り込まれていきます。 一方で、正しくないとすれば、増税も歳出削減もすることなく、問題を解決できるという選択肢が出てきて、議論の大前提が揺らいでしまいます。 この命題が正しくないとする主張を、あちこちで見かけるようになりました。 私の見るところ、その主張の根拠は、次の4つに大別できるように思

    『社会保障と税を考える(2.インフレ、経済成長で解決というのは幻想)』
    e_tacky
    e_tacky 2012/02/28
    「デフレ解消や経済成長は必要だが、それで借金がなくなる訳ではない」
  • まっすぐ歌うボーカリストが多い理由 ~音楽業界の悪い影響~ | ワンズウィルミュージックスクール

  • 「情報来ない」「もういい」…菅氏の混乱指摘 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    「福島原発事故独立検証委員会」が27日、民間の立場から公表した東京電力福島第一原子力発電所事故に関する報告書では、菅首相(肩書は当時、以下同)の指揮の問題点や、政府の危機管理の不十分さが数多く指摘されている。 報告書は首相官邸の初動対応について、「(昨年3月)15日に対策統合部が設置されるまで、菅氏に対する原子力災害時のマニュアルや関連法制について事務的な説明が一度も行われなかった」と指摘。首相秘書官らが六法全書のページを慌ただしくめくりながら、原子力災害に関する基法制を一から確認していたことを明らかにした。 菅氏の官僚に対する対応のまずさも記されている。 菅氏が「全然俺のところに情報が来ないじゃないか」といら立ちを表明するたびに、関係省庁が大急ぎで説明資料を作成し、報告に上がろうとするが、説明を開始してまもなく、「事務的な長い説明はもういい」と追い出されるパターンの繰り返しだったとし

    e_tacky
    e_tacky 2012/02/28
    スタッフ「何の責任も権限もない人たちが、密室の中での決定に関与するのは問題だ」。枝野官房長官「常に(任命を)やめた方がいいですよと止めていた」