ブックマーク / satoshi.blogs.com (5)

  • 政治家も国民も信用できないから憲法がある

    橋下さんが、憲法の96条改正について「政治家からの発議の敷居を下げるべき」「国民をもっと信頼すべき」と理論を展開しているが(参照)、そもそも憲法が他の法律の上位に位置づけられており簡単には変更できなくなっている根の理由をちゃんと考えてみれば、この理論は少しおかしい。私はこれまで橋下さんを支持して来たが、この件に関しては正直言ってがっかりだ。次の選挙では投票すべき別の政党を見つけなければならない。 憲法がこれほどまでに変更しにくくしてあるのは、人間はそもそも弱い生き物で、どうしても私利私欲に走ったり、目先の利益を優先して大きな問題を先送りしたり、マスコミの報道することを頭から信じてしまったり、調子の良いことを言う政治家に騙されてしまったり、その場の勢いに流されて思考停止をしてしまったりするからだ。つまり、政治家も国民も「信用」などできないのだ。 憲法を「アメリカから押し付けられた憲法」と呼

    e_tacky
    e_tacky 2013/05/07
    「憲法9条を変更するために、まず憲法96条を変更しようというのはあまりにも姑息な手段だ」「国民投票にかけるのは、その『超党派での発議』という高い塀を乗り越えて来た改憲案だけで十分だ」
  • 霞ヶ関にとって、政治家は「愚民の代表」でしかないのか?

    「原発ゼロにすると電気代が高くなる」という政府の試算に対しては東京新聞が社説でとても適切なコメントを書いているので、そこを参照していただきたい。 使用済み核燃料の最終処理問題を先送りし続け、危険な原子炉を暫定的な安全基準で使い続けてお金のかかる廃炉を先送りにし、たまりにたまったプルトニウムと劣化ウランを「いつかは燃料として使える資産」として計上すれば、脱原発路線と比べて安いのはあたりまえ。しかし、それは安全神話の継続と問題の先送りでしかない。そんな状態を国民は望んでいないし、そことコスト比較をしても意味はない。 当に意味のあるコスト比較をしたいのであれば、原発を稼働し続けることによりこれから増える使用済み核燃料をきちんと負の資産として計上し、より厳しくなる安全基準により再稼働が不可能になる原発が少なくとも4割程度はあり(国会事故調による報告書参照)、かつ、稼働可能なものの運営コストも大幅

    e_tacky
    e_tacky 2012/09/04
    「霞ヶ関が国民を愚民扱いし、政治家を愚民の代表としか見ていないから、こんな一方的な試算が政府の公式見解として発表されてしまうのだ」
  • ホリエモンを有罪にしておきながら、この東電の粉飾決算を見逃すことは許されない

    毎日新聞に「福島第1原発:東電が政府側に渡した文書の全文」という記事が載っているが、それを読んで少し驚いた。まさに東電と保安院がどんな形で、情報の隠蔽(正確には「原発事故の意図的な過小評価」)をしてきたかが良くわかる確固たる証拠だ(こんな文章が表に出る様になっただけ、日も捨てたものではない)。 とくに驚愕なのは、以下の部分。 (1)地下水の遮へい対策は、馬淵補佐官のご指導の下、『中長期対策チーム』にて検討を進めてきているが、「地下バウンダリ(発電所の周りに壁を構築し遮水するもの)」は現在、最も有力な対策と位置づけ。ただし、対策費用は現状不確定であるものの、今後の設計次第では1000億円レベルとなる可能性もある。 (2)今回の検討の過程で、政府側から国プロジェクト化の示唆(当初は国交省予算)があり、その前提で、設計着手と工事着工の前倒し案が浮上。ただし、現状では、担当府省がどこになるかも含

    e_tacky
    e_tacky 2011/06/28
    「1000億円とも見積もられる『地下バウンダリ』のコストと緊急性の公開を怠ることは、まさにこの『粉飾決算』に値する」
  • O/Rマッピング技術の進化が皮肉にも助長している「えせMVC症候群」

    昨日の「Ruby on Railsの『えせMVC』の弊害」というエントリー。若干「釣り」の要素が含まれたタイトルが功を奏したのか、たくさんのフィードバックがいただけた。そんな中で見えて来たのは、この問題はRailsに限った話ではなく、業務用アプリケーションで使われているJavaや.Netの世界でもよく見られる問題だということ。 その「問題」とは、ActiveRecordに代表されるO/Rマッピングの技術の進化が、来のMVC(そしてオブジェクト指向そのもの)のメリットを無視した「えせMVC」な設計を助長している、という問題である。 ・MVCやオブジェクト指向を表面的にしか理解していないエンジニアが増えている(ここが根的な問題) ↓ ・SQLを自分で記述しなくて良いO/Rマッピングはとても魅力的(これはこれで別の問題を含んでいるが、このエントリーではあえて突っ込まない) ↓ ・O/Rマッピ

    e_tacky
    e_tacky 2009/10/14
  • Ruby on Railsの「えせMVC」の弊害

    先日のエントリーでも少し触れたが、Ruby on Railsの最大の問題点は、それが持つ「一見そのフレームワークがMVCの形をとりながら、MVCの最も大切なところを外している『えせMVC』である」点にある。MVC(Model View Controller)がなぜ必要かを根底の部分でちゃんとと意識せずにRailsアプリケーションを作ると、後々ひどい目に会うので注意が必要である。 その意味では「RailsでMVCを学ぶ」などもっての他だし、「JavaにもRailsと同じようなフレームワークを作って業務用アプリの開発を効率化しよう」などという発想もとても危険である。 ということで、今日はまずはMVCの解説から。 MVCの発想の根底には、「モジュール化と情報の隠蔽により、プログラムがスパゲッティ化するの(コード間の相互依存関係が複雑に入り込んでしまってにっちもさっちも行かない状態になること)を避

    e_tacky
    e_tacky 2009/10/14
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