典型的なBuy on rumor, sell on fact(噂で買って、事実で売る)の逆 今後はロシアのウクライナ実効支配が既成事実化 2018年相場との類似性も金利対比の株のバリュエーションが異なる これぞマーケット、という動きを見せた。アメリカの株式市場である。ダウ、NASDAQ、S&P500の主要3指数はそろって上昇した。典型的なBuy on rumor, sell on fact(噂で買って、事実で売る)の逆である。ロシアのウクライナ侵攻の可能性を巡っての不透明感は、いざ事実となってしまえば不透明でなくなる。マーケットは「わからないこと」をリスクと捉えるので、わかってしまえば、それはもはやリスクではなく、次のシナリオを読みにいくのである。「今週のマーケット展望」で指摘した通り、まさに今回も「銃声が鳴ったら買え」だったわけだ。 株だけでなく、VIXも米国の金利も低下し、ビットコイン