中国の習近平国家主席(11月15日) Photographer: Carlos Barria/POOL/AFP/Getty Images 中国の習近平国家主席は15日、米国と友人でありたいと表明した上で、いかなる国家とも戦争をすることはないと述べた。米国との平和的な関係を望む考えを示した最も明確な発言の一つとなる。 習主席は米サンフランシスコで開かれた企業経営者らとの夕食会で、「米国に挑戦したり、米国に取って代わったりするつもりはない」と言明した。 また、「どのような発展段階に達しようとも、中国が覇権や拡張を追求することは決してないし、自国の意思を他国に押し付けることも決してない」とし、「中国は勢力圏を求めておらず、いかなる国家とも冷戦も熱戦もしない」と語った。 習氏は同日、バイデン米大統領と1年ぶりに対面で会談。フェンタニル関連の薬物対策や軍高官の対話再開、人工知能(AI)を巡る協議開始