捜査員が示した可能性は、簡単に言えば「飲みすぎて記憶が飛んでしまった」という、酒飲みにとってはよくあるありふれた話です。 しかし、しかしです。私と同じく、あなたも捜査員からブラックアウトの可能性について説明を受けたはずだ。そして、あなたは記憶がないからこそ、「ブラックアウトではなかった」と断言することは絶対にできない。 しかも、あの夜は人生で初めて自分の酒量の限度を超えて飲んでしまったのだから、なおさらです。 それまでの人生でアルコール性健忘の経験がなかったからといって、その現象が自分には絶対に起こりえないと断定するのは、少し独り善がりが過ぎませんか? そして、「自分が飲みすぎたはずはない」という無理な論理を補強するために、根拠もないのに「デートレイプドラッグ」などという違法薬物の話を思いついたのではありませんか? そこで、私が指摘せざるを得ないのが、あなた特有の思考傾向です。 たとえば、
2017年5月29日、「詩織」と名乗る女性が、東京・霞が関の司法記者クラブで、たくさんの記者とテレビカメラを前に、私から性的暴行の被害を受けたと主張した。 「性犯罪の被害者と主張する女性が顔を出して記者会見を行った」ということで、多くの新聞、テレビ、週刊誌が大きく扱った。この女性は自らの主張を詳細に説明するとともに、2016年7月の検察の不起訴処分について検察審査会に不服申請を行った、と述べた。 この問題は、この会見に先立つ5月中旬、なぜか『週刊新潮』が「安倍総理べったり記者の準強姦逮捕状」というセンセーショナルなタイトルで報じていた。 私は、週刊誌報道の段階から一貫して疑惑を全否定し続けた。しかしメディアの大半は、「勇気ある告発をした」として女性に寄り添い、私を犯罪者と断定するかのような報道が少なくなかった。 また、複数の野党議員が国会の内外で、女性側に寄り添い、事実認識を誤った質問を繰
こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。 11月23日、豪州のマスメディアは中国共産党の工作員である中国人男性を取材して工作活動の闇を暴いたことで、世界各国のメディアが震撼しました。ではこの男性は、一体何者なのか。何を「内部告発」したのか。これらについて今回のコラムで紹介したいと思います。 男性の名前は王立強(27)。スパイとしてはかなり若手です。彼は中国共産党が世界各国に派遣した工作員の名簿を管理する役割を担っていました。 今年10月に、王氏は偽造の韓国パスポートを所持してオーストラリアに入国。元々オーストラリアでスパイ工作をする予定でしたが、彼は何らかの理由で、突如中国政府から命を狙われていることを知り、オーストラリアの国家安全情報機関(ASIO)に「私はスパイ工作に関わっていました。もし中国に送還されたら監禁されるかもしれません。オーストラリアに保護を求めます」と告白し、豪州政府に政治
テレビ朝日は11日夜、「報道ステーション」が前日に安倍晋三首相主催の「桜を見る会」のニュースを報じた際、自民党の世耕弘成参院幹事長の発言の取り上げ方について、「誤解を招く表現」があったとし、アナウンサーが世耕氏と視聴者に向けおわびした。世耕氏はツイッターで番組を繰り返し批判し、テレ朝との交渉内容も明かす異例の投稿をしていた。 前日の放送は、「桜を見る会」の疑惑への追及に対し、ナレーションで「与党内は早くも年越しムード」があると指摘。VTRの最後に、世耕氏が会見後に「(総理は)説明できる範囲はしっかり説明をした」と発言した部分を紹介。続けて、「(年内の定例会見は)いつまでやるんですか?」との問いに、笑いながら「もう良いお年をというか……」と話す場面を流した。 11日の放送の説明では、「良いお年を」の発言は、会見終了後の発言で、内容も今後の会見予定について述べたもので「桜を見る会」とは直接関係
韓国国会の文喜相(ムンヒサン)議長が、元徴用工問題解決のため法案を準備している。日本企業に損害賠償を命じた昨年10月の最高裁判決後、日本企業が原告との和解協議に応じない状況を受けての法案だが、日本側の責任に関する言及はなく、賠償金をだれが代わりに払うか、カネの話ばかり議論されている現状を憂慮する。 国会がとるべき解決策は、最高裁判決に沿って「重大な人権侵害」を認め、被害を回復するプロセスであるべきだ。民事訴訟の形をとったが、法廷闘争で原告が求めたのはカネではなく人権の回復だ。 最高裁は、不法な植民地支配下における強制動員に対する慰謝料を認定した。1965年の日韓請求権協定に至る交渉過程では、日韓政府とも議論しなかった部分だ。国際労働機関(ILO)は、元徴用工問題は強制労働条約違反だとして被害救済措置を何度も日本政府に勧告したが、日本は対処していない。韓国政府は2005年に、元徴用工らに追加
この動画はYouTubeなどから次々と削除されており、大門氏に説明を求める投稿をした当サイトのツイッターアカウントはブロックされている。議事録は残っているが、動画は個人が録画したものが1件残っているだけのようだ。 翌年、国会で配布されるが無かったことに 問題の資料が「桜を見る会招待状」「加藤勝信氏のコメント」「二階幹事長を囲む会(マスコミ解説委員ら)」の複数枚セットで元社員がマスコミに提供したもので、共産党の手元に「招待状」と「加藤氏」の資料があり、その二つが公開又は公に言及されていることから「微妙なもの」として非公開にされたのは「マスコミ解説委員」の資料である可能性が高い。 ※加藤勝信氏の資料は無断で名前を使われたことが判明している 共産党では未だに非公開(隠蔽)となっているが、2018年1月30日の衆議院予算委員会で質問に立った当時・希望の党の大西健介議員は、マスコミの関与について言及
悪質なマルチ商法を展開していたジャパンライフの元会長が桜を見る会に招待されていた問題で、追及していた日本共産党がマスコミとジャパンライフの関係を示す資料と、野党議員も含まれるお中元リストを隠蔽していた疑惑を4日に当サイトが報じた。 参考:スクープ動画!マスコミ関与のジャパンライフ資料を共産党が隠蔽か「微妙なもので配布できない」→別の野党議員が配布→現在、見てない演技中 政治家へのお中元リストは2017年に日本共産党が入手しながら、そこに野党議員も載っていたことからか公表をしていなかった。ところが6日になって、なぜか日刊ゲンダイが問題の「お中元リスト」を入手していたことを明かしリストを公開している。卑怯なことに野党議員10名を除く30名の与党系議員だけを再リスト化しての公表だ。 共産党とメディアがズブズブの関係 当サイトが報じたのは「共産党による隠蔽」である。桜を見る会の追及で、故意に野党議
これまでのあらすじある日突然Twitterで知らない人から誘われて、なぜかウイグル旅行に行くことになった限界社畜OL・砂漠。しかし、空港に現れたのは、社会主義旅行を通じて人を社会生活からドロップアウトさせる謎の秘密結社「うどん部」だった。空中浮遊が特技の中国オタク・尊師、小柄でツインテール姿のちょっぴりエッチな美少女・レーニン。そんな怪しすぎる仲間たちとの珍道中に、中国公安の魔の手が迫っていて……!? (これまでの詳しい話を知りたいかたは前回のnoteへ) 公安から謎の「重点旅客」認定を受ける 寝台列車を待つ人々でにぎわう駅のかたすみで、私は虚空を見つめていた。ここは「重点旅客」待合室。突然、公安に声をかけられ、ここに連行されたのだ。出入り口では、警備員がにらみを効かせている。 「どうしてこんなことになってしまったのだろう……」 私は、ネットに出回るウイグルに関する噂話の数々を思い出し、自
ティーン世代を中心に日本でも大人気のBTS(2018年11月13日、東京ドームにて) Kim Kyung Hoon-REUTERS <ジムではKポップダンスで汗を流し、女子高生はBTSのコンサートに向かう......開かれた隣国関係に「全否定」はないはず> 最近、日本では嫌韓ムードがこれまでになく高まっている......らしい。10月に発行された本誌でも嫌韓を深く探る特集が掲載された。私の東京におけるホームタウンである練馬区では今年5月に嫌韓デモがあり、東京都初のヘイトスピーチ認定案件になったそうだ。「らしい」とか「そうだ」と書いたのは、自分でそうした場面を目撃したわけではなく、それほど実感が湧かないからだ。 確かに書店に行けば韓国の否定的な部分だけを取り上げ、批判する雑誌や書籍が並んでいるのが目に入る。だが2015年から3年間ソウルで暮らし2018年春に東京に戻ってきた私が驚いたのは、む
安倍首相主催の「桜を見る会」をめぐる一連の疑惑でも、相変わらず「メタ目線で中立的な知識人」のフリをしつつ政権を擁護している三浦瑠麗氏。最近、何か賢しく論じようとして逆に無教養と御用っぷりを晒すのがパターン化してしており、Twitterでは「またか」との失笑すらされている。 〈桜を見る会が中止に。おそらく「国民感情」への配慮。時の権力者が催す宴には「なぜあいつが呼ばれた」になりがち。全ては国民感情次第ということなのでしょう。 でも大手メディアからも沢山招待されて皆さん楽しんできたんですよ。今わかったことではない。総数や予算は今後検討課題になるでしょう。〉(三浦氏のツイート、11月14日) 税金を使った私物化と公選法違反さえ指摘されている総理大臣の疑惑を、上から目線で「呼ばれていない人の嫉妬」に矮小化するあたり、この“自称・国際政治学者”の底の浅さがあらためてわかるというものだろう。ちなみに、
マスメディア報道のメソドロジーマスメディア報道の論理的誤謬(ごびゅう:logical fallacy)の分析と情報リテラシーの向上をメインのアジェンダに、できる限りココロをなくして記事を書いていきたいと思っています(笑) GSOMIA失効期限直前に、韓国政府が「条件付き期限延長」なる措置を日本に通告してきました。韓国はこの選択によって、GSOMIA破棄の場合に米国が警告した【パーフェクト・ストーム=破滅的な経済危機 perfect storm economic crisis】の来襲を回避したものと考えられます。 周知のとおり、韓国政府の目論見は、GSOMIAを破棄すると宣言することで米国政府を困らせ、輸出管理の事案で日本政府に譲歩を求めさせることでした。実際、2015年の慰安婦合意では、韓国政府は慰安婦問題をGSOMIA締結の障害と位置付け、GSOMIA締結を進める米国政府から日本政府に圧
前川喜平さんの主張「ホテルが官房長官スタッフに脅された」は産経の取材とは矛盾する 野党は1739円の朝食会をやっていた2019年11月21日2019年11月21日桜を見る会 (平成31年4月13日、桜を見る会、官邸HPより) 11月20日、元・文部科学事務次官の前川喜平さんが、ツイッターで「「桜を見る会」とその前夜祭についてのアベ首相の説明は、完全に破綻している。いずれ動かぬ証拠が出てくるだろう。」と主張して、次のような連続ツイートをされました。 前川喜平さんの主張「官房長官スタッフに脅された」前川喜平さんの主張をまとめてみます。 「桜を見る会」前夜祭の費用は、ひとり5000円の倍額以上で受注していて、その証拠の見積書が残っている。11月15日(金)にホテルの広報担当の幹部らが安倍事務所に呼び出されて、「5000円で受注することもある」とメディアに発表しろと官房長官スタッフに脅された。「事
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く