暑い夏、喉の渇きを潤すためにコンビニへ入ると、色とりどりのペットボトルが並ぶ。 最近ではウーロン茶や緑茶をはじめ、数種類が混ざったブレンド茶など、お茶だけでも種類が多く、「今日はどれにしよう?」などと選ぶ楽しさもある。だが、夏に一番飲んだ物は……と思い起こすと、私にとっては麦茶なのだ。子供の頃、外で思いっきり遊んで家に帰ると、私の家の冷蔵庫にはいつも、冷たい麦茶があった。夏といえば麦茶、という人はほかにも多いはず。そこで、日本の夏に欠かせない麦茶について、色々と調べてみた。 ■ノンカフェイン 緑茶や紅茶との大きな違いは、ノンカフィンだということ。緑茶・紅茶・ウーロン茶は発酵度合いが異なるだけで、原料は同じ「茶葉」だ。茶葉に含まれるカフェインは、神経系に作用する物質で摂りすぎると夜に眠れなくなる。ほかにも、体内の鉄分を排出させたり、胃の粘膜を荒らしたりと、悪い影響を与えてしまう。一方、大麦を