北海道の高速道路を車が約100キロ逆走した事件で、止めようとした車に自分の車を衝突させたとして、器物損壊罪に問われた札幌市豊平区、無職、水元努被告(31)は25日、札幌地裁(熊代雅音裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。 札幌地検は同日、確認した札幌市から苫小牧市までの逆走約76キロについて、道交法違反(通行区分)の罪で追起訴した。 被告は捜査段階で「ペットの猫が死に、むちゃくちゃなことがしたかった」と供述したとされるが、弁護人は取材に「猫は飼っておらず、とっさのうそだった」と説明。検察側は公判で「とんでもないことをして世間を騒がせようと思った」とする供述調書を読んだ。