慰安婦問題や南京事件などの歴史認識問題で「反日歴史認識が外交を阻害し、わが国の名誉と国益が傷ついた」と考える研究者らが「歴史認識問題研究会」を発足させ、30日に東京都内で記者会見した。 高橋史朗・明星大特別教授が会長、西岡力・東京基督教大教授が副会長、ジャーナリストの桜井よしこ氏らが顧問を務める。「歴史認識問題にまつわる日本非難に対し、歴史的事実にもとづく反論の材料を提供する」ことなどをめざす。 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産(世界の記憶)には、日中韓など8カ国・地域の団体が旧日本軍慰安婦に関する資料の登録を申請している。研究会は最初の取り組みとして申請への反論文を11月中にまとめ、対象となる資料などの問題点を指摘する計画という。(編集委員・北野隆一)
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