スタートアップが組織づくりの過程で「1on1」を取り入れることには、組織の崩壊を防ぎ、価値観やビジョンを共有するという効果も期待できる。書籍『LISTEN──知性豊かで創造力がある人になれる』の監訳者で、社外人材によるオンライン1on1サービスを展開するエール取締役の篠田真貴子氏が、スタートアップでの1on1の始め方や注意するとよい点、仕組みとしての「聴く」「聴かれる」体験づくりについて解説する。 変化のスピードが早くトップの意志浸透が難しいスタートアップ 前回記事『初めての1on1──事業・組織が確立した成熟企業で「聴く力」はこう活用する』では、事業やオペレーション、組織がすでにできあがっている企業で、初めて1on1を取り入れようとする場合の留意点などについて考察しました。 今回は、スタートアップが組織づくりの過程で初めて1on1を取り入れる際に気を付けるべき点や、スタートアップにおける
