3. メモリ さて、プログラムの最適化で一番重要になってくるのは、メモリです。 はっきり言って、数値計算をするプログラムの一番のボトルネックはメモリアクセスです。 下手なプログラムを書くと、計算時間の殆どがメモリアクセスの時間という事になりかねません。 昔は、メモリの動作速度は高速でその様な事はなかったのですが、 最近では CPU の性能向上が激しく、メモリに追いつき追い越し物凄い差を付けてしまいました。 CPU の動作について行ける様な速さで動作するメインメモリは高価になってしまい作れません。 まあ、値段の問題は抜きにしたとしても、CPU の動作は速すぎます。 これは、少し計算してみれば直ぐに分かります。 今売られている CPU では、コアのクロック周波数が高い物では 4GHz になります。 例えば 4GHz の CPU で 1 clock の間に光が進む距離を考えると、 3×1010