大阪ダブル選(11月27日投開票)で大阪市長選にくら替え出馬する大阪府の橋下徹知事が31日、退任にあたり、府庁で最後の記者会見に臨み、「明日からは(選挙という)別のステージに入るが、(それまでの)数時間は普通の42歳に戻れるのかな」と表情を緩ませた。 橋下知事はダブル選を意識してか、「大都市の長は政治家の側面が重要。行政の長は副知事や副市長で十分だ」と持論を展開。任期を残して辞任することについては「有権者の皆さんに大阪の方向性を決めてもらう方が重要。そのことも踏まえて選挙で結果が出る」と述べた。 また、職員へのあいさつでは「明日から知事室で議論ができないことは、寂しくもあり、ホッとするところもある」と言い、「組織としてしっかりと若年知事を支えてくれた」と、職員をたたえた。