下記のシンポジウムを開催いたします。是非ご参加ください。 「東アジアにおける世界文学の可能性」 日時:2020年2月11日(火) 13:00-18:00 場所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール 13:00-14:00 基調講演 曺泳日「韓国文学は世界文学であり得るのか」 14:05-15:25 パネル1(日本語文学の多様性) 李琴峰「第二言語である日本語で世界を切り取ろうとする時」 日比嘉高「時を語る日本語文学──記憶、環境、進化」 村上陽子「記憶とコトバ──崎山多美「月や、あらん」をめぐって」 15:40-17:00 パネル2(東アジアから考える世界文学) 小沢自然「東アジア世界文学は存在しない?──英語圏ポストコロニアル文学の歴史から考える」 斎藤真理子「「正論を盛る器」としての韓国文学」 鈴木将久「中国文学と世界との対話──「抒情」をめぐって」 17:05-18:00 総括討論・
「江戸の災害」について語るフレデリック・クレインス准教授=京都市西京区の国際日本文化研究センターで、矢倉健次撮影 日文研・クレインス准教授が解明 大規模災害が多かった江戸時代、人々は苦しみながらも素早く、たくましく立ち直り、精神文化を形作る糧にすらしていた――。長崎・出島に住んだ歴代のオランダ商館長が見聞した先人たちの姿を、国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)のフレデリック・クレインス准教授(49)=日欧交流史=が研究で解き明かした。【矢倉健次】 オランダ商館は鎖国中の江戸時代、唯一の貿易地だった長崎・出島に1641年から置かれた。商館長は東インド会社のアジア本部があったバタフィア(現インドネシア・ジャカルタ)から1年交代で派遣され、将軍に謁見する江戸参府などの業務をこなした。会社上層部への業務報告でもあった詳細な公務日記は、商館が平戸にあった1633年から幕末まで残る。このう
Twitter Japanの公式アカウントの1つ、Twitter 政治(@TwitterGovJP)が2月10日、日本青年会議所(JCI Japan)とのパートナーシップ協定を結んだと発表し、「あり得ない」など非難の声があがっています。日本青年会議所といえば、特定の議員や中国など韓国への中傷発言で炎上したアカウント「宇予くん」をメンバーが運営していた過去もあり(謝罪文)、いわゆる“保守”思想が強い団体とみられているため。なぜ今回の提携に至ったのか、Twitter Japanに問い合わせました。 過激な発言が問題視された「宇予くん」のアカウント(現在は削除済み/archive.todayより) Twitter 政治のツイートによると、パートナーシップの目的は、Twitterユーザーの「情報・メディアリテラシーの確立」のため。今後は毎週、日本青年会議所メディアリテラシー確立委員会のアカウント(
日本中世史が専門の国際日本文化研究センター助教、呉座勇一さんを講師に招いた歴史講演会が1日、福知山市役所隣のハピネスふくちやまで開かれた。福知山ゆかりの明智光秀にとって最大の謎とされる本能寺の変について、「突発的な光秀単独説」を推して持論を展開した。 官民でつくる福知山光秀プロジェクト推進協議会が昨年7月から続ける「明智光秀を学ぶ連続講座」の一環で、約200人が聴講した。 演題は「本能寺の変を考える-黒幕はいたのか?」。多数の説がある動機について、呉座さんは「資料が残っていない以上、100%の断定はできないにしても、これはないだろうと潰していくことはできる」と、消去法で可能性を絞り込んだ。 最初は怨恨説。信長に母親を殺されたことや徳川家康をもてなす席で腐った魚を出して罷免されたことなど、恨みの根拠とされる有名な出来事そのものを裏付ける資料に信ぴょう性がないと退けた。 根強い黒幕説にも疑問を
自治体で働く「非正規公務員」の待遇改善に向けて意見を交わすシンポジウムが水戸市で開かれ、非常勤職員として働く女性が「正規職員との待遇の差が大きくやめざるをえない人も多い」と厳しい実情を訴えました。 はじめに全国の自治体で非常勤や臨時の職員として働く「非正規公務員」の現状に詳しい地方自治総合研究所の上林陽治研究員が「厳しい財政状況の中、各地の自治体は図書館や保育所などで給与を低く抑えられる非正規公務員の数を増やし続けている」と説明しました。 つづいて鹿嶋市の図書館でおよそ10年間非常勤職員として働く坂本孝恵さん(47)が「正規職員と給与などの待遇の差が大きくやめざるをえない人も多い。住民生活を支える第一線で働く人たちが仕事を続けられるようになってほしい」と訴えました。 シンポジウムを開いた団体の海野敏明副会長は「住民の暮らしを支える自治体のサービスは非正規公務員がいないと成り立たないのが実態
神田外語大学日本研究所・客員教授、松田清さんの新著「京の学塾 山本読書室の世界」が2月9日に発売される。同書は、松田氏が2011年から研究を始めた、京都の本草漢学塾「山本読書室」の学風を伝える貴重資料や明治維新のキーマン、岩倉具視関係史料をカラー写真366点とともに解説している。 京都市下京区にあった学塾山本読書室(1784~1903)は、西本願寺の18世文如上人の学問掛であった儒医・山本封山(ほうざん)(1742~1813)の書斎「読書室」をルーツとし、博物学者・小野蘭山門人の山本亡羊(ぼうよう、1778~1859)、その子山本榕室(ようしつ)、山本章夫(あきお)と4世代にわたり、江戸から明治まで120年間続いた。 松田氏は、山本家ご子孫より読書室旧跡の土蔵調査を依頼され、調査を進めたところ、江戸時代から明治時代の山本読書室の書簡・諸記録、動植物・鉱物標本、博物画、書画類、漢学教育史料、
日本では、国際的な文化交流や海外の理解を促進する手立てのひとつとして、さまざまな機関・団体が外国の図書館や大学、研究機関などに本を寄贈しています。 国際交流基金のプレスリリース(20191008)によりますと、2018年度調査(暫定)で、日本語教育を実施している国は142か国、日本語教育機関は約18,600、教師は約77,100人、学習者は約385万人に上っているそうです。ということは、今後10年も経てば、外国で日本語を学んだ人が今より1,000万人以上増えているかも知れません。 日本から海外への寄贈本は日本語で書かれたものとは限りませんけれど、より多くの人たちが日本に興味をもち、日本語を理解してくれるのは、ありがたく喜ばしいことだと思いますので、おもな例をいくつかご紹介します。 (1)国際交流基金(独立行政法人)の「図書寄贈プログラム」 国際交流基金は1972年10月に外務省所管の特殊法
はじめまして。NPO法人青少年自立援助センターの田中宝紀(いき)です。東京都福生市で、外国にルーツを持つ子ども達に専門の日本語教育を行う「YSCグローバル・スクール」を運営しています。 全国の公立学校には、日本語がわからない子どもが37000人以上います。(文部科学省2014年)幼少期に海外にいたり、家族との会話が日本語でないためです。授業ではただ座っているだけになり、友達をつくることが難しい。日本語教育が必要な子どものうち約7000人は、人手不足から指導が受けられていません。いわゆる「言語難民」と呼ばれる子ども達です。 私たちはこうした外国にルーツを持つ子どもたちに日本語教育を提供し、18か国・400名を超える子どもの進学をサポートしてきました。 特に、働く場や家族の問題で経済的に余裕がない親達は日本の公立学校に子どもたちを通わせる以外の選択肢がありません。また、外国人の母親が日本人男性
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