北海道大学附属図書館 河野由香里 なんとか入手したい あなたが研究者で、ある微生物の数百年前の姿を確認したいとしよう。そんな人いる?いや実は、私が数年前に遭遇した方なのだが、世の中には実際にそういう研究者がいるのだ。 その方いわく、200年前のイタリアに研究者がいて、その著書にスケッチがあるだろうから、それを見たい。どうしたらいいだろう、と。 19世紀イタリアで出版された学術書。あなたならどのように入手するだろうか。 何かアイディアは思い浮かんだだろうか。ちょっと考えてみて、もし、図書館に「相談」という選択肢が出て来なかったのなら。今後お役に立てることがあるかもしれないので、ぜひ知っておいてほしい。 図書館は自分の図書館で入手できない文献を、他の図書館から取り寄せることができる。たとえそれが、海外の図書館であっても。嶺野さんのnoteでも触れられていたが、図書館の中の人にとっては日常的な業
第32回 ポジションではなくアクションで関係を構築する。ある公務員のはなし。 2021.06.07更新 いろんな地方でお仕事をさせてもらっていると、それだけさまざまな公務員さんに出会う。 公務員。 この一言で括られるものの多様性と可能性は計り知れない。しかし、そのことに気づいている公務員さんはとても少ない。ならばこの連載枠で、僕が面白いと思う公務員さんのインタビューをお届けするのもいいかもと思い立った。 そこでまず最初に思い浮かんだのが今日ご紹介するチャンくんだ。本名は平田良。だけど彼のことを本名で呼ぶ人に会ったことがない。「チャン!」「チャン!」と呼ばれ愛される彼と初めて出会ったのは、一年ほど前のこと。友人の建築家、奥田達郎くんの紹介だった。ちなみにこの奥田くんという人もいつか紙面を割かねばと思うほど面白い人なのだけど、今回はチャンくんだ。 彼らが活動し、また実際に暮らしているのは兵庫県
本記事は、NHKのニュースで取り上げられるなど、大々的にプロモーションを展開して話題となった竹倉史人氏の著書『土偶を読む』(晶文社)について、筆者(白鳥兄弟=高橋健)の意見を述べるものである。 本記事の公開に至る経緯 竹倉史人氏の著書『土偶を読む』について、5月下旬に日本経済新聞社にコメントを求められ、取材に対応した。筆者は土偶の研究者ではないが、考古学を専門とする学芸員として博物館に勤務しており、「土偶マイム」のパフォーマンスを行っていることもあって、取材の依頼があったものだと思われる。取材を受けるにあたってまとめたメモが、本記事の原型である。 取材は1時間半以上にわたったが、紙面に掲載された筆者のコメントは百文字足らずであり、また記事全体の論調については筆者の関知するところではない。もちろんこうした新聞記事でのコメントの使われ方については承知しているので、この点についての不満は特にない
富士吉田市立図書館 〒403-0013 山梨県富士吉田市緑ヶ丘2-5-23 (富士吉田市民会館 1F) TEL 0555-22-0706 FAX 0555-24-4831 お問い合わせ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く