第二次世界大戦ののち、ほとんどの資本主義諸国において若いマンガ家たちの世代は皆、コミックスとアニメーション映画を含むアメリカの視覚文化によってかたちづくられていった。 ベルギーではモリス、フランカン、そしてペヨが、またその一方で日本では、手塚治虫がこのような文化を継承し、さらに自分たちのローカルな伝統と結びつけた。 彼らが活動を始めた初期の段階では、歴史的な状況によりすぐアニメーションを制作することはできなかったため、彼らはコミック/マンガの制作に専念することになった。 しかし、ウォルト・ディズニーやフライシャー兄弟の映画の影響は強く残っていた。多くの点で、彼らのアプローチは動画の洗練された表現を静止画へ導入することだった。 この講演では、この世界的に知られる作家たちのキャリアを通して、アメリカやアジア、ヨーロッパにおける文化的交流に注目し、コミック/マンガとアニメーションの複合的で、とき
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