最近、地域のまちづくりに関わる若手コミュニティ団体との協働で、図書館のリソース(場、職員、資料)を利用して、地域の人口減少問題を考えるワークショップや、中高生の未来応援イベントなどを実施している。 そうしたところ、このコミュニティのメンバーから、図書館の雑誌スポンサーになってくれる人達が出てきた。 コミュニティとの協働によって、雑誌スポンサーの獲得という思わぬ副産物が発生したという感じがした。 雑誌スポンサーとは、一年間の雑誌購読料相当額を支援することで、特定の雑誌のスポンサーとして雑誌の最新号のカバーや雑誌の棚に、企業等の広告を表示することができる制度(自治体によって多少の違いはある)のことである。地方財政の縮小に伴う資料費の減少を補うために、取り組む図書館も増えてきている。 図書館が個人や団体のエンパワーメントをしていたら、サービス対象者が雑誌スポンサーとして図書館の運営を支えるという