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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/ishido (2)

  • 「千人計画」だけを敵視する、読売新聞の世界観

    <「千人計画」だけを批判する論調には決定的な視点が欠けている。日はとっくに科学技術大国の座から転げ落ちつつあるのだ> 今回のダメ中国「見えない侵略」を可視化する』 読売新聞取材班[著] 新潮新書 (2021年8月20日) 書のベースになった読売新聞取材班による一連の「スクープ」は、少なくない在中国の日人科学者を震撼させた。理由は、事の質が全く理解されていないような記事が連発されたことだ。確かに取材だけはしているのだが......。 書も含めて読売報道の基的なロジックは、中国の軍事研究、もしくは軍事研究につながりかねない研究である「千人計画」に、日人の優秀な科学者が参加しており、日人科学者は結果的に中国の軍事研究に加担しているというものだった。果たして、どの程度妥当なのか。 私も渦中の在中科学者などに取材して調べた範囲では、そのような事実は一切なかった。一見すると仰々し

    「千人計画」だけを敵視する、読売新聞の世界観
    egamiday2009
    egamiday2009 2021/10/03
    「日本で研究が重要視されず、就職の口もなかった科学者たち…問題を抱えているのは中国で職を得た科学者ではなく、適切な投資を怠ってきた日本の科学技術政策だろう」
  • 社会学者・上野千鶴子に問う他者への想像力

    <上野千鶴子氏の新著『在宅ひとり死のススメ』を読んで思う。この誰もが知る社会学者、そして「炎上上等」の論客に決定的に欠けているのは、自分には推し量ることができないもの、当人にしか分からない他人の事情に対する想像力なのではないか> 今回のダメ 『在宅ひとり死のススメ』 上野千鶴子[著] 文春新書 (2021年1月) 上野千鶴子さんは、言わずと知れた超有名社会学者である。日におけるフェミニズム研究を分野ごとつくり上げたと言っても過言ではなく、その功績の大きさは誰もが認めるところでもあるし、私も学生時代から著作を読んできた。だからこそ思う。今の時代、声を上げること、異議申し立てをすることでムーブメントが起こるようになったのは、上野さんが切り開いてきた、フェミニズム研究の蓄積によるものだ。 一方で、上野さんはネット上の炎上を全く意に介さない論客でもある。2017年の中日新聞のインタビュー記事「

    社会学者・上野千鶴子に問う他者への想像力
    egamiday2009
    egamiday2009 2021/03/31
    「選択に行き着く以前に、多くの困難を抱えている人も存在しているのが社会の現実である」
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