毎朝、平日は次男に「ママ、行くよ!」と急かされながら次男の都合のよい時間に一緒に家を出るので、私の電車の時間よりも早くに家を出てしまうことになる。そして駅に着くと、やはり狙っている電車の1本前の電車がホームに到着している。「会社には早く着いてしまうけど、せっかく電車が来ているなら乗ってしまうか」と予定より1本早い電車に乗るんだけど、ホームに並んでいる列の中ではほぼ最後の人になるので電車には乗れるけど座れない。 (確実に座るためには、ホームの列での順番で前の方に並んでおかないとダメ) そんな毎日を過ごしているうち、あることに気が付いてしまった。その電車のその車両のその席に座っているおじいちゃんは、次の駅で降りる、ということに。 それからというもの1本早い電車に乗った時は、まずおじいちゃんを探しておじいちゃんの前に立ちはだかり吊り革を握る。そう、「おじいちゃんの目の前は誰にも渡さない!」ところ