【小浦雅和】県産ブランド「豊前海一粒かき」の収穫が本格的シーズンを迎えた。今季は豊漁が期待されるという。豊前市の漁港でも直売が始まり、豊築漁協の組合員らが注文をさばいている。来年１月から漁協直営のカキ小屋も店開きする。　漁協近くに張ったテント３棟で今月中旬から、殻付きカキの販売が始まった。キロ当…

新鮮アワビ５００キロ即完売　気仙沼・本吉祭りに行列 新鮮なアワビが並び、大勢の買い物客でにぎわった 宮城県気仙沼市本吉町の道の駅「大谷海岸」で２１日、冬の風物詩「あわびまつり」があり、正月用のお節料理や贈答用に買い求める多くの人たちでにぎわった。 　本吉町産業振興公社が地元の生きたアワビ約５００キロを用意し、１キロ（５～７個）８０００円で販売した。市価の約６割の価格で購入できるとあって、早朝から約２００人の住民が列をつくり、正午前には売り切れた。 　２キロ買った本吉町野々下の主婦佐藤洋子さん（６９）は「毎年楽しみにしている。お世話になった仙台の友人に送るほか、自宅でも味わいたい」と笑顔で話した。 　豚汁約３００食が無料で振る舞われ、買い物客の体を温めた。隣接する直売所にも正月用の新巻きザケやイクラ、タコなどの海産物を買い求める多くの人が訪れた。

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芝エビとバナメイエビの違いを知りたい。そんなアンケート結果を受け、食品宅配のオイシックス（東京）が、食材偽装で話題になった２種類のエビの「食べ比べセット」の販売を始めた。　同社が今月、定期会員のうち２４３人にアンケート。偽装は許せないとの声が８６％だったが、バナメイエビのように偽装に使われた食材でも、安全性や味の良さが伝われば食べたいという答えも８６％あった。　「バナメイエビが芝エビより劣っているわけではない。味や風味の違いを自分の舌で確かめて」と担当者。セットには双方のエビの特徴やおすすめ料理の説明書を添え、旬の野菜などと一緒に宅配する。　送料込みで１９８０円。同社サイト（www.oisix.com）で買える。定期会員向けには、やはり偽装で混同された車エビとブラックタイガーの食べ比べセットもある。

競り場に並べられた「ひみ寒ぶり」。今月からアメリカへの空輸が始まり、来年１月には、香港市場でのブランド確立を目指し、日本産ブリの先陣役となる＝氷見市比美町の氷見魚市場 ■来月香港でも売り込み 富山湾の“冬の主役”が世界へ−。氷見市が誇る「ひみ寒ぶり」の米国への輸出が今月からスタートした。氷見漁協（森本太郎組合長）によると、天然ブリ輸出は国内初で、これまで計２２本を西海岸方面へ空輸した。さらに来年１月には、香港で日本の天然ブリの代表として味わってもらう販路拡大セミナーが予定されており、ひみ寒ぶりの世界ブランドへの道が開けてきた。 米国への輸出は、ブリ販路拡大セミナーに向け、氷見漁協と日本貿易振興機構富山貿易情報センター（ジェトロ富山、富山市高田）が輸送方法を相談していた東京の商社から提案を受けた。今月４日の４本を皮切りに、これまで計２２本を現地に空輸した。 国内での流通は出荷箱に氷を入

【ソウル＝中野晃】韓国政府は２０日、済州島の「海女文化」がユネスコ（国連教育科学文化機関）の無形文化遺産に登録されるよう手続きを進めると発表した。日本でも石川、三重両県で「海女文化」の無形文化遺産登録を目指す動きがあるが、政府レベルで韓国が日本に先行した。　韓国は２０１５年の登録を目指し、来年３月末までにユネスコに申請書を出す方針。文化財庁は「海女文化は我々の代表的な無形遺産。日本でも最近、登録推進の動きがあることも考慮した」と説明している。　済州道庁などによると、済州島の海女は朝鮮王朝時代の１７世紀の書物に「潜女」として登場。１９７０年には１万４千人を超えたが高齢化で年々減り、昨年末で４５７４人となった。済州島の海女は三重県・鳥羽や石川県・輪島の海女を訪ねる日韓交流も続けている。