水産庁は、サンマの長期漁海況予報を発表し、今年(8~12月)の来遊量の見通しを、「昨年をやや下回る」とした。 漁獲量が近年で最低だった昨年を下回ることも懸念される。 サンマの漁獲量は減少傾向にあり、昨年は1981年以降で最低の11・2万トン(前年比50%減)。うち岩手県分は2万トン(同55%減)だった。 予報をまとめた国立研究開発法人「水産研究・教育機構 東北区水産研究所」によると、ベーリング海を通る西経177度以西の資源量(暫定値)は121・9万トンで、昨年(136・2万トン)の約9割。特に日本近海で減少しており、来遊量は昨年をやや下回ると予測した。詳しい原因は分かっていない。 漁期は、6~7月のサンマの分布が東に偏っていることから、日本近海への来遊は遅く、漁獲量が増え始めるのは9月上旬以降とした。100トン以上のサンマ漁船が出漁する8月20日直後の漁場は、択捉島以北の広い海域に分散する
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