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「お前もふるさとのために一肌脱げ」。結婚式の仲人をつとめてくれた故郷の恩人の説得に観念した。 情感あふれる歌唱と木訥(ぼくとつ)な人柄が印象的な歌手、新沼謙治さん(61)は、3月に東京都杉並区に開店した、故郷・岩手県大船渡市のアンテナショップの運営会社社長を無報酬で引き受けた。 「歌うことしかできない僕には無理、自信がないと何度もお断りしていたが、ふるさとを思う気持ちはみんなと一緒。微力でも役に立てれば」と新沼さん。大船渡は東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた。「食を通じて東京の方々と交流し、地域活性化の一歩を笑顔で踏み出したい」 その大切な場所は、JR高円寺駅南口脇の坂を下った高円寺中央公園の隣。「大船渡ふるさと交流センター『三陸SUN』」の看板が目印だ。大漁旗が踊る店内に海産物加工品を中心とする120種。まずは併設カフェのランチ(980円、アンケート参加で80円返金)で腹ごしらえを。
ミキが味わうのは、京都府舞鶴市で獲れる「丹後のとり貝」。収穫時期が2カ月だけと非常に短く、築地市場では1粒1万円の値がつくこともある高級食材だ。そんなとり貝を刺身、握り、天ぷら、肝バター炒め、煮付け、お吸い物などにして堪能したミキは、その味をどのようなコメントで伝えるのか。
県栽培漁業協会(大井誠治会長)の本年度のアワビ稚貝出荷が19日始まり、大船渡市末崎町の大船渡事業所で従業員らが箱詰め作業に精を出した。東日本大震災の津波で施設が全壊し、復旧後の供給は5年目。稚貝の成育は順調で、前年度に比べ40万個多い約400万個を県内外の漁協に出荷する。 稚貝は昨年4月に採卵したものを同事業所で育て、平均2・5センチになっている。同日は普代村漁協に供給する16万個を、従業員や職員約20人態勢で選別し、箱に詰めた。 10月末までに県内外21漁協に供給する。同協会の坂本晋(すすむ)専務理事(64)は「本県は漁獲量日本一なので漁業者もアワビに懸ける思いが強い。今年は順調に育っているので漁業者の収入につながってほしい」と願う。 同事業所は津波で水槽などが全壊。2013年9月に復旧し、13年度から北海道の稚貝を買い取りながら出荷を続け、ほぼ震災前の水準に戻っている。本年度は水温の高
東京の居酒屋で、三重生まれの「キンミヤ焼酎」は親しみを込めて「キンミヤ」と呼ばれ、愛されている。それなのに、地元での知名度はいまひとつ。「東京ではもともと焼酎を割って飲む酎ハイが人気。でも東海地方にはその文化が根付いてこなかった」。製造元の「宮崎本店」(三重県四日市市)の七代目で代表取締役専務・宮崎由太さん(41)は言う。 江戸時代末期の一八四六年創業の同社は、地元で清酒「宮の雪」の蔵元として名高い。でも実際には、キンミヤが、同社の酒類の総出荷量の四分の三を占めている。昨年度は一升瓶換算で約三百万本を出荷。そのうち関東方面への出荷は八割を超える。 同社が東京に根付くきっかけとなったのは、一九二三年の関東大震災。当時の社長が水や食料など支援物資を船に積んで東京に向かい、取引があった酒屋に無料で配布。店主らは恩義を忘れず、キンミヤをひいきにするようになった。
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