タラバガニの仲間で、網走産が国内水揚げ量の9割以上を占める「イバラガニ」。網走市の水産加工会社「牛渡水産」が、地元でしか味わえない希少部位を使った新商品「かにハラミ」を開発し、来年2月の本格販売を目指している。 開発したのは、同社3代目の牛渡貴士さん(35)。5年前に札幌の住宅メーカー勤務からUターンして家業に加わった。漁獲量の減少などで苦境が続く中、網走産の水産物をアピールしようと、イバラガニに着目した。 イバラガニはタラバガニに比べて知名度が低いが、食感や味には定評がある。中でも「ふんどし」と呼ばれる… この記事は有料記事です。 残り392文字(全文648文字)