東京・（江東区）に１６日朝、秋の味覚・が初入荷した。 不漁のため入荷は極端に少なく、卸値は１キロ当たり１０万円、１匹だと１万２５００円となり、旧築地市場（中央区）時代を含めても東京では過去最高値となった。 入荷したサンマは、今月上旬から北海道東沖で操業を開始した小型船が水揚げしたもので、１５日に釧路市の魚市場で初競りに掛けられた魚の一部。入荷量はわずか６９匹の計８キロと、例年の１０分の１以下だった。不漁による産地価格の高騰もあり、築地市場で２０１６年７月に記録したキロ２万５０００円の過去最高値を大幅に上回るご祝儀相場となった。 高級クロマグロでもめったに出ない価格だけに、市場関係者からも驚きの声が上がった。仕入れた仲卸業者の山治は「さすがに高過ぎるが、新型コロナウイルスの影響で閉塞（へいそく）感がある市場を元気づけたかった」（山崎康弘社長）と話す。 肝心の品質について山崎社長は「初物なので

往年の映画ファンには懐かしい名前だろう。「ピラニア軍団」。１９７０年代、東映所属の大部屋俳優たちでつくったグループだ。室田日出男さん、志賀勝さん、そして安芸市出身の川谷拓三さんらが名を連ねた。 いずれもこわもて。殺され役、悪役でおなじみだが内面は違う。美男美女が光を浴びる世界でコンプレックスを抱えながらも、仕事に誠実に向き合い努力を惜しまなかった。「優しい顔をしている連中よりも、よっぽど彼らの方に優しさを感じる」。脚本家の倉本聡さんはそう述べている。 イメージで判断すると人は往々にして間違う。ピラニアではないけれど、この魚も悪相に違いない。夏場、水揚げが多いシイラ。白身魚ならではのあっさりした風味には定評があるものの、不人気の理由は姿、形にありそう。 頭でっかちで突き出たおでこ。金色の魚体は正直、おいしそうには見えず、「猫またぎ」とやゆされることもたびたび。これに異を唱える形で県東部の飲食

洋野町種市の角浜漁港で、珍しいハート型のキタムラサキウニ＝写真＝が水揚げされた。　同町の山道貴幸さん（３８）が１４日のウニ漁中に見つけた。大きさは通常より小ぶりで、成長する過程で何らかの衝撃が加わり ...

福岡県糸島市で、養殖岩ガキに付着している“副産物”のムール貝（ムラサキイガイ）を新たな名物に育てる試みが動きだした。コロナ禍で厳しい環境にある飲食店オーナーが地元で採れることを知り、料理に活用できないか糸島漁協に相談。出荷までの処理に手間が掛かるためほとんど捨てられていたが、かつてブランド化を志した生産者が呼応し、両者のタッグでファンを増やしたいと意気込む。 真ガキを提供する冬季のカキ小屋が人気観光スポットになっている糸島。漁協によると、6～8月が旬の岩ガキも4業者が養殖。真ガキの3倍ほどの大きさと濃厚な味が特徴で、高級食材として関東の飲食店などに出荷されている。岩ガキが養殖いかだにつるされている1年半ほどの間に、自然に殻に付くのがムール貝。8センチほどに成長するが、選別の際は「ごみ」として扱われていた。 今回の「ムール貝プロジェクト」は、縁あって今年3月に同市前原中央のレストラン「AMO

今シーズン初めて水揚げされたサンマが、16日、札幌の卸売市場で取り引きされました。 「札幌にサンマが初入荷しました。多い時は500キロほどですが、今年はわずか3キロということです」（記者リポート） 札幌市中央卸売市場で、16日、行われたサンマの取り引きです。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、競りが行われず、競り人と仲卸業者が1対1で価格交渉しました。入荷量が少なく高値が期待されましたが、価格は1キロ3万円から4万円ほど。最高値は4万1000円で、去年のおよそ5分の1にとどまりました。 「競りもできないんで、高値が出てないんで、少し残念な部分もありますね」（丸水札幌中央水産・上嶋義人さん） 取り引きされたサンマは、札幌の回転ずし店などで提供されます。

HOMEインバウンドコラム震災復興から歩みを進める宮城県気仙沼の観光戦略、スイスDMOを参考にデータに基づいたマーケティング実践（前編） 日本で、地域への観光に注目が集まるにつれて、DMOに期待される役割も多様化が進む。マーケティングやブランディング、多種多様な地域のプレイヤーのマネジメントなどその範囲は多岐にわたり、DMOへの期待は高まる一方だ。その一つ、経験や勘を頼りにするのでなく、“科学的データに基づいたマーケティング”の重要性に対する理解も進んでいる。ただし、DMOが自らデータを取得することは難しく、多くのDMOがその手法を模索している。 そんななか宮城県気仙沼市では、いち早くマーケティングの重要性を認識し、気仙沼住民や気仙沼好きの観光客を対象としたポイントカード（気仙沼ではクルーカードと呼ぶ）を発行した。カードを持つ人の属性はもちろんのこと、彼らがいつどこでどの程度お金を使ったの