岡山市南区小串の小串小学校で16日、近くの児島湾や旭川でウナギの調査を続けている中央大の海部健三助教(40)を招いた授業があり、2〜6年生約30人がウナギの生態や環境保全の大切さについて学んだ。 海部助教は2007年からの調査結果などを基に、太平洋で生まれたウナギの稚魚が半年かけて日本にたどり着き、児島湾ではアナジャコ、旭川ではザリガニを食べて育つことを紹介。体長40〜60センチまで成長するのに4〜6年かかると説明した。 国内のウナギ漁獲量はここ数十年で激減しているとし、原因として海や河川の環境変化が考えられると指摘。「児島湾周辺でも餌のアナジャコがすむ干潟が減っている。海の環境を守ってほしい」と呼び掛けた。 4年の児童は「ウナギが減ってしまわないように海をきれいにしたい」と話した。 地域について学ぶ総合的な学習の一環で実施。3、4年生に対しては漁師の大元智朗さん(44)が児島湾に生息する
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