NHK宮城県のニュース　仙台放送局 スズキの水揚げ自粛を要請 食品の放射性物質の基準値が来月から厳しくなることから、宮城県や漁協などでつくる連絡会議は会合を開き、比較的高い値の放射性物質が検出されている宮城県沖でとれた魚のスズキについて３０日から漁業者に水揚げの自粛を要請することを決めました。 対象となるのは石巻市の金華山より南から山元町までの沿岸の海域です。 宮城県の沖合でとれたスズキからは、先月から今月にかけて、比較的高い値の放射性セシウムが相次いで検出され、１キログラムあたり最大で３６０ベクレルにのぼり、最近の検査でも１００ベクレルを超えました。 魚などの食品に含まれる放射性セシウムをめぐっては、国の基準値が来月から厳しくなり、１キログラムあたり５００ベクレルから１００ベクレルになることから、宮城県や漁協、それに市場の関係者でつくる連絡会議は、塩釜市で会合を開き、今後の対応を協

NHK岩手県のニュース　盛岡放送局 漫画家が親鸞描いた屏風を公開 漫画「ＳＬＡＭＤＵＮＫ」などの作者の井上雄彦さんが、浄土真宗の開祖、親鸞を描いた屏風が大船渡市の寺で公開されています。 この屏風は、京都市の東本願寺が親鸞の７５０回忌にあたる去年、漫画家の井上雄彦さんに制作を依頼したものです。 被災した人たちに鑑賞してもらおうと大船渡市の長安寺に持ち込まれました。 高さ２メートル、幅６メートルほどの２点のびょうぶで構成され、▼親鸞が飢餓や疫病などに苦しみ救いを求める民衆とともに泥の川を歩く場面と▼親鸞が１人で静かに座っている様子がそれぞれ描かれています。 寺の本堂には、大勢の人が見学に訪れ、屏風に描かれたひとりひとりの表情に見入っていました。 孫と訪れた６７歳の男性は、「感動しました。民衆が泥の川を歩く絵を見て思わず去年の津波で苦しむ人たちの姿と重なって見てしまいました」と話してい

第２管区海上保安本部（塩釜市）は２７日、震災後の測量を基に改訂した宮城・気仙沼、岩手・宮古、福島・相馬の３港の海図を発表した。これで震災復旧・復興のため優先的に進めた被災地の主要１０港湾の海図改訂が完了した。 ２管本部は震災による海中・海底の変化を確認し安全な航路を確保するため、測量船や航空機を投入して精密な水深測量を続け、海図に反映させた。今回の３港の改訂海図によると、狭い航路を中心に気仙沼と宮古で最大約７メートル、相馬で約５メートル深くなっていた。津波や地盤沈下のためとみられる。一方、岸壁近くでは３港とも、陸地からのがれきなどが堆積（たいせき）し、最大で６メートル浅くなっていた。 既に海図改訂を終えた港湾は、仙台・塩釜、石巻（宮城）▽釜石、大船渡、久慈（岩手）▽八戸（青森）▽小名浜（福島）で、２管本部は今後も航路以外の海域などの測量を続け、海図全体の更新を図る。海図は水路図誌販売所やそ

県が目安　収入に応じ減免も 東日本大震災の被災者向け災害公営住宅について、県は２７日、入居者が支払う家賃の目安を１万５２００円～２万４８００円と提示した。各世帯の収入に応じ、減免される見通し。同日に盛岡市内で開かれた県住宅政策懇話会の中で、県建築住宅課が示した。 間取りは、〈１〉単身者用１ＤＫ（４０平方メートル、家賃１万５２００円）〈２〉２人用２ＤＫ（５５平方メートル、１万９０００円）〈３〉３人以上用３ＤＫ（６５平方メートル、２万４８００円）〈４〉車いす利用者用（５５平方メートルか６５平方メートル、２万４８００円）――の４種類。さらに多人数用の４ＤＫは、世帯構成を考慮して対応するという。県と市町村は災害公営住宅を４０００～５０００戸整備する方針で、２０１２年度までに１７５０戸分の土地を確保する予定。一部は最短で同年度中に完成の見通し。

「富山湾の神秘」とも呼ばれるホタルイカに脂肪肝を改善する効果があることを、富山短大食物栄養学科の竹内弘幸准教授（４７）らの研究グループが動物実験で初めて実証した。 イカにはコレステロール値を下げる作用のあるタウリンが多く含まれていることが、これまでにわかっている。竹内准教授らは、本県特産のホタルイカにも同様の作用があるとみて昨年４月に研究を始めた。 実験では、ラット２１匹を７匹ずつ３グループに分け、それぞれに、通常の餌、ホタルイカの凍結乾燥粉末を５％混ぜた餌、スルメイカの同様の粉末を５％混ぜた餌を２週間与え続けた後、血液と肝臓を調べた。 その結果、ホタルイカを与えたグループは通常の餌を与えた場合に比べ、肝臓の中性脂肪量が平均で３割減少した。一方、スルメイカの場合は１割減にとどまった。血中コレステロール濃度も、スルメイカでは１割減だったが、ホタルイカでは２割減ったという。 ホタルイカを与えた

被災した洋野町の県栽培漁業協会種市事業所で、春からの放流再開に向けて稚ウニが順調に育っている。新年度中には施設が完全復旧するめどがたち、関係者は「待っている漁業者に少しでも早くウニを供給したい」と話している。 種市事業所は年約６００万個の稚ウニを育苗してきた。港に面した建物や設備は津波で壊滅。飼育中の稚ウニはすべて流出し、放流事業はストップした。 作業を再開したのは昨年９月。建物の一部と水道や電気設備を補修。稚ウニを屋外で育てる水槽３０槽を導入し、１００万個を生産する態勢が整った。仮施設で稚ウニは順調に成長し、今は屋外の飼育用水槽に移されている。放流の目安は殻の直径が１７ミリ前後。早ければ５月の連休明けに放流作業を始める。新年度には約９億円の予算で施設を本格復旧し、震災前の生産体制に戻る。 箱石和広・同所長は「洋野のウニはどうなるのかと心配したが、なんとか再開のめどが立った。これを足

シャコガイで昔の日射量調査＝貝殻分析し精密に−気候変動解明に期待・東大など シャコガイで昔の日射量調査＝貝殻分析し精密に−気候変動解明に期待・東大など 熱帯や亜熱帯の海に生息するシャコガイの貝殻成分を分析し、過去の日射量を約３時間間隔で精密に推定する技術を開発したと、東京大・大気海洋研究所と北海道大、沖縄県水産試験場などの研究チームが２７日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。 　日射量は気温や海水温に影響し、気候変動を解明する上で基礎となる情報だが、古い時代の日射量を調べる手段は少ない。今後、現在より地球が温暖だった約６０００年前の沖縄のシャコガイや５００万〜３００万年前のフィリピンの同化石を使い、実際に日射量を調べる方針。 　シャコガイは海水中のカルシウムを取り込んで貝殻を作り、木の年輪に似た「日輪」が１日１本できる。体内に藻類を共生させており、藻類が光合成した栄養分

東京市場のドル／円は、米中貿易協議進展への期待などで日経平均株価が大幅反発となる中、円売り主導で１１３．５０円台に上昇。ただ、ドルも対豪ドルなどで弱含んだため（・・・・

◇来年度、２学級に 来年度入学者の募集定員を２学級計８０人に倍増させた県立隠岐島前高校（海士町福井、山根靖司校長）で２７日、入学予定者５９人と保護者を対象にした説明会が開かれた。地元だけではなく、県内外から集まった「新入生」が初めて顔をそろえ、担当者から学習や寮生活の説明を受けて新生活への期待をふくらませていた。 同校は、生徒数の減少から、０６年度以降、定員を１学級４０人に減らしていた。だが、今年度の島前３町村の中学卒業生が６１人と前年より１４人増加。さらに、０９年度から東京や大阪で説明会を開き、１０年度からは成績優秀な島外出身生には寮費や帰省旅費を補助するなど、「島留学」の受け入れ拡大策の効果を見込み、県教委が来年度の定員増を決めた。 ＰＲ策の効果で、県外出身の入学者数は、０９年度１人、１０年度３人、１１年度８人だったのに対し、来年度は２１人と大幅に増えた。出身地も、東京、大阪、大分など

「働き方改革」実践企業を募集 (4/17) 織田記念館「体感型」展示充実へ (4/17) 「ハート島」隣島に展望台建設へ (4/17) ピカソの「隠れた絵」を調査 (4/17) 中国人民解放軍が江田島を見学 (4/17) ｢呉氏｣コラボのコッペパン発売へ (4/17) ＦＦ会場に福山のバラアーチ (4/17) 受刑者逃走で政務官が謝罪　尾道 (4/17) 島根原発30キロ圏３市に説明へ (4/17) 全町民参加型のポイント制度 (4/17) 島根地震罹災証明書｢下旬から｣ (4/17) ｢ナノシート｣光で操作、初の成功 (4/17) パラ五輪へ　選手支援のＣＦ開始 (4/17) 岩国市教委が｢英語教育推進室｣ (4/17)

砂浜が延々と続く九十九里浜。かつて、この遠浅の海は江戸時代から昭和初期まで約３００年間、イワシの群れが押し寄せる豊かな漁場だった。地域経済を潤し、網元たちと文人墨客らが交わった華やかな「イワシ文化」については、研究員も地元のみなさんから聞かされてきたが、いまや繁栄の残照は、新鮮なイワシを使った料理店の看板やのぼりにうかがえるぐらいになっている。しかし、よくよく考えると、冷蔵庫もない時代。刺し身は無理だし、干物の売り買いだけで関西から文化人を呼び寄せるほどの経済力を蓄えられたのか？　イワシ文化の謎を解くため、九十九里周辺を訪ね歩いてみた。【研究員・吉村建二】 ■紫式部も賞味したが 急がば回れ。まずは、腹ごしらえと、昼時一軒の店に入ってみた。お品書きには刺し身、天ぷら、さんが焼き、蒲焼き丼、ごま漬けなどのイワシ料理が十数種。どれもおいしそうだ。店員さんに「何がお勧め？」と聞くと「新鮮だから刺し

県が田野畑村島越（しまのこし）の島越漁港付近に整備した島の沢水門の完成式は２６日、現地で行われた。震災の影響で工期が約半年遅れたが、２００２年の事業着手から約１０年かけて築いた「津波対策門」の完成に地域住民も喜びの声を上げた。 地権者や県議ら約６０人が出席。上机莞治村長は「今回の津波でもこの水門の力が分かった。完成は復興の第１弾だ」と祝辞を述べ、関係者がテープカットを行った。 島の沢水門は防潮堤部分と水門部分で長さが計６２・３メートル、高さは海抜１４・３メートル。０２年に事業着手し、０４年に着工。本来は昨年秋に完成予定だったが、震災で一部が破損するなどして遅れた。 東日本大震災では、完成間近の同水門とその背後の旧水門（海抜約１０メートル）で津波を防いだが、付近の２９戸のうち１４戸が全半壊した。同水門が完成すれば、今回と同規模の津波が来ても後背地は最大浸水深約１・３メートルに抑えられるという

神奈川県内沿岸部の津波対策を見直す県津波浸水想定検討部会は二十七日、過去最大級の地震が発生した場合、県内各地に津波が到達する予測時間をまとめた。同部会の試算では、鎌倉市内に来ると予測される県内最大の高さ一四・四メートルの津波は、地震から八十分後に到達する。　（新開浩）　試算によると、相模湾側に加え、東京湾側の横須賀市でも、一〇メートル弱の津波が約一時間で到達する。狭い東京湾内では、川崎市などの湾奥部で反射した津波が、横須賀市などの湾口部に再び到達し、被害をもたらす可能性もあるという。　同部会の試算は、慶長地震（一六〇五年）のように東海道沖が震源の大地震が再発した場合、県内全域で最大の津波被害が発生するという想定。　一方、関東大震災（一九二三年）のように県内沿岸全域を震源とした大地震が再発した場合は、震源が近いため、小田原市などの県西部で、二～八分以内に三～六メートルの津波が到達すると見込ん

File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去６年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」（http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/）もしくは「日経テレコン」（本社・東京　http://telecom.nikkei.co.jp/）、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから

ウナギ料理を観光名物にしている柳川市が市内の料理店の情報をまとめた「うなぎめしマップ」の改訂作業を進めている。ウナギの仕入れ先の鹿児島県や宮崎県などで養殖用のシラスウナギの不漁が続いていることで、ウナギ価格が高騰。需要の多い夏場にはさらに値上がりする心配もあり、印刷の「やり直し」もにらんで、部数も控えめだ。 柳川のウナギ料理は、しょう油味の甘辛いたれをまぶしたご飯にかば焼きや錦糸（きん・し）卵をのせた、せいろ蒸し「うなぎめし」が売り物だ。「うなぎめしマップ」は市内のウナギ料理店２３軒の場所や営業時間、席数、１人前の目安の予算などを紹介したチラシ。２０１０年春に５万部作成した。年間３万部が出るほどの人気だが、昨年夏ごろからウナギの仕入れ価格上昇でメニュー料金を引き上げる店が相次いで、実態に合わなくなってしまった。 柳川うなぎ料理組合長の川口治彦さん（６７）によると、１７００円から２５００

畠山重篤さん（６８）に初めて取材したのは、今から１６年前の春。 宮城県唐桑町（合併して現在は気仙沼市）でカキを養殖する彼は、漁民が山に木を植えるという前代未聞の活動に取り組んでいた。合言葉の＜森は海の恋人＞が今ではどの教科書にも載っているから、日本中で知らない子供はいないに違いない。 カキを育む植物プランクトンは、海に注ぐ川の上流の森に左右される。＜私はすべてをカキに教わりました。山に木を植える大切さに気づかせてくれたのも、汽水に生きるカキだったといえます＞。「森は海の恋人」（文春文庫）などで数々の賞を受けた畠山さんの絵本「カキじいさんとしげぼう」（絵・徳田秀雄、講談社）は、２００５年に出版されている。 昨年３月１１日の大地震で三陸一帯を襲った恐るべき津波の映像に接して、真っ先に浮かんだのは「しげぼう」の安否だった。２度ほど訪ねたことのある養殖場の穏やかな波と、そこでいただいたカキの舌を包

◇小野寺五典さん（５１） 東日本大震災から１年余。復旧・復興の現状を被災地の国会議員はどう見ているのか。津波で大きな被害を受けた気仙沼市や南三陸町を選挙区とする小野寺五典・自民党衆院議員（５１）に聞いた。【聞き手・影山哲也】 ◇Ｑ　復旧・復興の現状は？ ◇Ａ　国が事業主体になれ －－震災直後はどんな活動を。 ◆当日夕方から首相官邸の福山哲郎官房副長官（当時）に電話してました。福山さんは松下政経塾の同期なので「気仙沼が燃えている」「南三陸町の防災庁舎に町長たちが取り残されている」と地元情報を直接伝えてました。約１週間後には実情を仙谷由人官房副長官（当時）に伝えて、支援物資を積んだ車は高速道路を通れるよう緩和してもらいました。 －－２次補正予算が小規模にとどまり、３次補正が本格的な復興予算になりました。 ◆菅直人首相（当時）が「一定のめど（で退陣）」と言って３カ月。野田佳彦首相になってさまざま

原発事故に伴う放射能汚染問題で、２７日始まった新たな基準での県内海域の魚介類の出荷・販売の自粛。県の今月の検査では、国の新基準（放射性セシウム１キロ当たり１００ベクレル超）と、より厳しい独自基準（同５０ベクレル超）で合わせて１５種類が新たに出荷・販売の自粛対象となった。県や県内主要漁協による「茨城沿海地区漁業協同組合連合会」は魚介類の「安心・安全」をアピールする狙いがあるが、現場の漁師や市場からは戸惑いの声も聞こえてくる。　「きょうはマダラがたくさん獲れたけど、海に戻した。悔しいよ」。那珂湊漁港（ひたちなか市）を拠点に同市沖で漁業を営む「山崎丸」船長、山崎明さん（４６）は唇をかむ。２７日の出漁はヤリイカ、カレイなどの釣果があったが、船には出荷自粛対象魚種の一覧表。「やりきれないな」とため息が出る。　同漁港内の那珂湊おさかな市場は、春休みで家族連れなどでにぎわう。ただ、店頭には地場産の魚介類

永谷園とジャパンフリトレーは4月2日、コーンチップス「おとなのふりかけ 本かつお味」を発売する。両社のコラボレーション商品で、昨年発売した「おとなのふりかけ 紅鮭味」コーンチップスに続く第2弾。内容量は75gで価格は124円。 同商品では、コーンをまるごとすりつぶして薄くのばしたものを、オーブンでこんがり焼いてから油で揚げたトルティアチップスを使用。コーン生地におとなのふりかけを練り込むことで、海苔の風味と鰹削り節の豊かな香りが楽しめるという。なお、「おとなのふりかけ 紅鮭味」も鮭の風味をアップしリニューアルしたとのこと。