ややオーバーサイズのトップスに少し短めの丈のパンツを合わせた“ゆるキリ”スタイル(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) ローテクスニーカーブームを「懐かしい」と思う人は、立派な大人世代だろう。「ナイキ エアマックス」に端を発するハイテクスニーカーブームが終わり、ローテクブームとなって早10年。多くのうねりを経たスニーカートレンドは、再びローテクブームが起こりそうな気配だ。 ハイテクの旗手「ナイキ エアマックス95」が大ブームになったのは世紀が変わる前の1995年。発売当時は定価で販売されていたが、1年後には10倍以上の価格で売られるほどプレミアがつき、“エアマックス狩り”なる残念な社会現象を生むほど人気を博した。しかしトレンドの常と言ってしまえばそれまでだが、その後は反動でローテクブームが到来。コンバースの「ジャックパーセル」「オールスター」やナイキの「コルテッツ」などに人気が
これまではトレンドのスキニーラインのボトムスを強調するため、足下にヒールブーツなどの華奢なものが用いられていたが、プラダの厚底が登場してから一変。「スキニー+ヒール」という典型的な下半身に飽きていた層が、ボリューム感を求めてこぞって履くようになった。写真のようなウイングチップ仕様が定番で、「エスパドリーユ」と呼ばれる麻の縄で作られたソールを挟んだものが人気。通常のゴムソールのものもあるが、ウイングチップの重厚感をエスパドリーユが軽くしてくれるため、こちらのほうが重くならないという理由で支持が高い。 選ばれる理由としては、「高級メゾンで厚底」というギャップも大きいだろう。もともとスタイルをいかによく見せるかで進化してきた最近のメンズファッション。レディスアイテムを参考に、スキニーパンツやスカートなどでバランスをとってきた。その延長線上でひと昔前はタブー化されていたメンズハイヒールが肯定される
“ホワイト男子”のようなカラーリングでアシンメトリーなスタイリング。同色系でまとめているためゴチャついて見えない(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) 「クラッチバッグ」を持つ男性が目立つようになった。クラッチバッグといえば女性のパーティーシーンでのマストアイテムだが、同じくパーティーシーンで活用する男性が増加。さらに使い勝手が良く、気軽に持てることから、ストリートでもアクセントとして持つ男性が増えている。 クラッチバッグはショルダーストラップなどのひも部分がないハンドバッグで、手に持ったり脇に抱えたりして持つのが定番。形はさまざまだがスクウェア型や長方形が多く、シーンによって素材感や色で使い分けすることが多い。 必要最低限のものを入れる容量しかないため実用性は低く、あくまでもアクセサリーとしての要素が強い。パンパンに物を詰めすぎるとシルエットが崩れるため、バッグとしての機能を
黒の透けウェアに花柄のワンピースを合わせて夏らしい柄スタイル。インナーのワンピースが半袖なので、適度な肌露出で涼しい印象に(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) 気温も上がり、Tシャツや薄手シャツなどを着る人が多くなってきた。とはいえ、レイヤード(重ね着)を駆使するのはオシャレ人の定番。「暑いけど重ねたい」、そんなニーズから「透けウエア」が人気となっている。 レースやオーガンジーなど薄くて軽い素材で作られ、正式には「シースルー」「トランスペアレント」と呼ばれる。1960年代後半にヌーディールックなどで脚光を浴び、現在も定番となっている。 “見えそうで見えない”絶妙な透け感が幻想的な印象を与えるため、結婚式などの祝い事で多用されることが多く、新婦のベールや女性の来賓客の羽織物などで見かけたことがある人も多いだろう。アイドルのグラビア写真などでも使用されることが多いのは、透け感で全
「BIZ\-TECHシューズPERFECT FIT」1万3000円。靴底の幅も従来より広くなっており、歩きやすさもよりアップしている。柄は黒、こげ茶、茶色の3種類(画像クリックで拡大) 歩く時の体重を利用して、靴の中の湿気を排出するビジネスシューズがAOKIホールディングス(横浜市)から発売され、話題を呼んでいる。 商品名は「BIZ-TECH シューズ PERFECT FIT」。昨年から発売を行っているが、今年の春夏モデルから空気循環機能が新しく搭載された。靴底のつま先からかかとにかけて刻まれた溝と、中央部にあいた通気穴によって、靴の中の空気を循環させる仕組み。また、通気穴には湿気のみを通す特殊なフィルムがはられているため、雨の日でも靴の中に水が入ってくることもない。 従来のモデルも、足への衝撃を吸収するウレタンクッションなどを採用し、外回りのビジネスマンなどに人気が高かったが、今回の新機
以前、Gジャンにジーンズなどと上下デニムで合わせる“デニムオンデニム”がトレンドとなったが、今度は「デニムシャツ」がトレンドになってきた。色あせた古着から色の濃いトラッドなデニムシャツまで種類はさまざま。幅広い層から支持を得ている。 オーバーサイズのデニムシャツにホットパンツとタイツを合わせている。ボトムスをブラックで統一しつつ、スニーカーをブルー系にしてシャツと色を合わせたお手本カラーコーディネートにも注目 デニムシャツはバブル期のトレンディドラマなどで多用されたため、古くさいイメージを持っている人が多いのではないだろうか。米国らしいボックスシルエットで、スリムパンツにインすると強調される上半身が膨らんだシルエットが当時の最先端トレンドの象徴だった。 デニム素材でありながらシャツなので清潔感があり、ナチュラルな着こなしからボタンを開けるようなワイルドな着こなしまで幅広く対応できたのが人気
三陽商会の「サイドゴアレインブーツ」、1万500円、色は黒と茶の2色。全国の百貨店のほか、三陽商会の通販サイト「サンヨー・アイストア」でも購入できる(画像クリックで拡大) 梅雨の季節、さまざまなレイングッズが売り出される中、今年は男性向けレインシューズで異例のヒット商品が生まれている。三陽商会が紳士服ブランド「マッキントッシュ フィロソフィー」で今年4月下旬に発売した「サイドゴアレインブーツ」だ。発売前の2月中旬に男性誌「Begin」で紹介されるや大きな反響を呼び、2000足の初回生産数の6割に当たる約1200名から予約が殺到。男性向けレインブーツでこれだけの予約が入るのは異例だ。現在は品切れ店も出ていて、追加生産に追われているという。 この商品の魅力は何といってもそのデザイン。レインブーツブランドのアマートに別注し、履き込んでシワのついた本革のサイドゴアブーツからとった型に、ポリ塩化ビニ
15~29歳を対象としたWebアンケート調査。サンプル数は、真ギャル (N=200)、端ギャル(N=400)、非ギャル(N=200)。2010年3月GALLABO調 べ ギャルラボの調査では、ファストファッションに代表される“安カワ”衣料店で洋服を購入する真ギャル・端ギャルともに80%を超えています。特に「しまむら」での購入経験は真ギャルでほぼ半数。また、以前専門学校に通うギャル3人に話を聞いていたとき、「今日着てる服、スーパーで1500円だった!」と誇らしげに語っていました。安くてかわいい服を発掘するのは彼女たちの喜びの一つとなっています。 今回はギャルの間で進化する“安カワファッション”の現場を覗いてみたいと思います。
朝霧をイメージしたNo\.8(スプリングミストの香り)とフルーティなNo\.4(オーチャード・ヴァインの香り)があるが、「同ブランドの最高傑作」とも評されるNo\.8の方が人気。価格は680mLボトルで840円(画像クリックで拡大) 柔軟剤のトレンドは一時の除菌・消臭から、より香りを強く感じられるものへと移ってきた。そのため各社は香りに物語性を強く打ち出している。香り関連雑貨を製造・販売する大香(東京都中央区)の柔軟剤「GONESH softener」(ガーネッシュ ソフナー)がイメージしたのは、古着屋の香り。古着屋といっても舞台はロサンゼルス、メルローズ通り。ハリウッド通りのスターたちも訪れる古着屋でたかれていたお香の香りを再現した商品だ。香りのベースとなっているのは、米国で86年の歴史を持つ老舗お香メーカー、GENIECO(ジェニエコ)のブランド「GONESH」。 一見すると海外メーカ
前半では、売り切り型のメガネ量販チェーンが台頭し、特に年代の若い層で低価格メガネの購入が増えているというデータを紹介した。後半では、今後購入したいメガネのタイプや、国内のメガネショップの認知度などについて紹介したい。 日経BPコンサルティング 岡田 華織 フレームは、ふちで囲まれたフルリムタイプとチタンの組み合わせがトップ 現在メガネを使っていて、今後メガネを「買い替えたい」、あるいは「買い足したい」と答えた7468人に、買いたいと思うメガネフレームの形状と素材を尋ねた【図1】。形状は縁があるかないかと、縁の場所によって以下の4パターンを提示した。 ・縁がすべてフレームで囲われているタイプ(以下、「フルリムタイプ」) ・上部分のみ縁があるタイプ(以下、「ナイロールタイプ」) ・下部分のみ縁がある(以下、「逆ナイロールタイプ」) ・縁なしタイプ(以下、「ツーポイントタイプ」) 最も購入意向が
原宿らしくハーフパンツで軽快さを出してトップスをボリュームアップ。上はレザーだが、ボトムはハーフというアンバランスさがこの時期の“鉄板バランス” ゴールデンウィークも過ぎて夏物が出揃い始めた。さまざまなカラーリングが溢れるこの季節、今年は例年以上に「チェック柄」が人気を博している。 ラフな印象を与えるチェック柄シャツだが、去年はアメトラ(アメリカントラディショナル)が多用。ジャケットに合わせるために胸ポケを取り除き、ドレスアップしたアイテムが多かった。その流れを組んで、ショップのドレスコーナーには今春もチェック柄のシャツが揃っていた。 だが原宿のストリートで流行っているのは、アメトラ系というより「渋カジ系」チェックシャツだ。主に“お兄系”が好む、細身で着丈が短く裾を出して着るデザインのもので、羽織る感覚のものが多い。生地もブロードでほぼ統一されているアメトラとは違い、フランネルやブロード、
4月26日、大阪の阿倍野・天王寺駅前に東急不動産が運営する大型商業施設「あべのマーケットパーク キューズモール」がオープンする。店舗面積は約6万平米で大阪府下最大規模。イトーヨーカドーを核テナントに254の物販、飲食店などが入居する。 関西初は33店舗、新業態は19店舗。地権者が運営する「ヴィアあべのウォーク」と合わせて「あべのキューズタウン」と総称され、全体で約1700万人の来場を見込む。うち「キューズモール」の初年度売上目標は約400億円の計画。 阿倍野・天王寺は、大阪のキタ(梅田周辺)、ミナミ(難波周辺)に次ぐ第3のターミナルエリアで、JR天王寺駅と近鉄阿倍野駅を中心に5駅7路線が乗り入れる。基本商圏人口89万人、1日の平均乗降客数約78万人を誇る、ポテンシャルの高い商業エリアだ。周辺では、近鉄百貨店阿倍野本店が2014年春のグランドオープンに向けて建設工事中で、隣接してフープ、アン
約130坪もある広大な空間に、棚もラックも天井から吊ってある――そんな不思議なショップが、大阪の南船場に登場したのは4年前のことだ。ショップ名は「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE(エルトブテップ イッセイ ミヤケ)」。イッセイ・ミヤケの全ブランドが並ぶ、世界で初めての業態だった。 その「エルトブテップ」の第2号店とも言えるショップが、東日本大震災が起きた3月11日、銀座にオープンした。正式名称は、「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE GINZA(以下、エルトブテップ ギンザ)」だ。あの南船場のショップが、銀座でどのようになっているのか、早速、取材に行った。 「今までの概念をひっくり返してみるという意図を込めた」ショップ名 「エルトブテップ」のネーミングからロゴ、店舗、インテリア、パッケージなど、すべてのデザインを手がけたのは、「ロッテ ミントガムシリーズ」や「明治
キャメルのコートにシャツ、グレーのカーディガンの優しい色合いのコーディネート。レッドのスカートで上品な印象に(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) ブラックやネイビーなどのダークトーンが中心だった原宿で、昨年秋冬から増えてきたのが「キャメル」。ラグジュアリーな雰囲気が漂う高貴なカラーは、これまで若年層にはあまり用いられなかった。しかしモードブランドなどが多用したため、原宿でも一気に目立つようになった。 もともとラグジュアリーブランドではよく使われていたキャメル。特にウール素材のものでは必ずと言っていいほど使われており、秋冬の定番色となっている。レッドやブルーのような刺激がなく、落ち着いているため、男女問わずやや年配向けのブランドが好む傾向が強かった。 そこにこれまでブラック一辺倒だったモードブランドが、ジャケットやコートなどにキャメルを使うケースが急増。理由は、シルエットのトレ
カジュアルスタイルでは、少し前までシャツは「出すもの」だったが、ここ最近のアメトラ(アメリカントラッド)ブームをきっかけに「シャツイン」が大流行。さらに遠目ではシャツが出ているのかどうかわからない「ちょい出し」も登場している。 ニットからネルシャツをちょい出しのコーデ。パンツやニット、トップスが暗めの色なのでチェックを多用しても落ち着いて見える(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) そもそもバブル期まではシャツを外に出すのが珍しく、Tシャツでもしっかりとパンツに入れていた。外に出すようになったのは90年代から。カジュアルなコーディネートから「ユルめ」「崩す」といったテクニックの一要素として取り入れられていった。さらに「シャツを入れるのはスーツを着るとき」という認識が広まり、フォーマルはイン、アンフォーマルは出すという使い分けが一般的になった。 それが崩れたのがアメトラブーム。ト
大人カジュアルに欠かせないアイテムとして人気のニット。ジャケットなどの下に着込むのに重宝するアイテムだが、今年は定番のクルーネックやVネックニットのほかに、「カーディガン」をインナーとして着る人が増えている。 頭を通して着るプルオーバータイプのニットはインナーとしての側面が強く、アウターの中に着込むのが主流だ。カーディガンよりも密閉率が高くて防寒性に優れることと、頭を通して着るという行為がインナーを連想させるのだろう。 一方、軽く羽織る印象が強いカーディガンはインナーというより、春夏のアウターとしてシャツやカットソーに合わせて着るケースが多かった。そのカーディガンがインナーとして使われるようになった理由は、ジャケットスタイルの定番化が大きい。 トラッドスタイルがトレンドとして長く続いている原宿ではジャケットにシャツを合わせるのが当たり前になっていて、フォーマル路線に向かっている。ニットでイ
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