フィギュアスケート男子の織田信成(26)=関大大学院=が24日、さいたま市内で行われたエキシビションで、「今日をもって現役生活を退く決意をしました」と引退を表明した。スケート人生の印象を「涙」とし、「鳴かぬなら、泣きに泣きますホトトギス」と、戦国武将の織田信長の子孫らしく振り返った。今後は指導者を目指す。 バンクーバー五輪7位の織田は、2回目の五輪出場を目指して23日まであった全日本選手権に臨んだが4位となり、代表の座に届かなかった。来年1月の四大陸選手権(台北)への出場は辞退し、代わって無良崇人(岡山国際スケートリンク)が出場する。織田は世界選手権には5回出場し、2006年の4位が最高だった。