「2520億円で固まりました」。新国立競技場の整備主体である日本スポーツ振興センター(JSC)の理事、鬼沢佳弘(57)は6月下旬、部下から整備費決着の報告を受けても半信半疑だった。「本当か。またどんでん返しはないのか」新競技場は2020年東京五輪・パラリンピック、19年9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)のメーン会場。整備費と工期を巡って次から次へと新たな課題が噴出し、施工予定のゼネコンな
2020年に予定されている東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場について、事業主体の独立行政法人JSC(日本スポーツ振興センター)は7月7日、有識者会議を開き、総工費が2520億円にのぼる建設計画を決定した この工費は予算1300億円を2倍近く上回るが、「これ以上、決定を遅らすとオリンピックに間に合わない」という見切り発車だ。安倍首相も問題があることは認めつつ「今から手直ししていると2020年のオリンピックに間に合わない」と言っている。 最初から無理だった夢のデザイン 発端は3年前にさかのぼる。当時、東京都は2020年のオリンピックに立候補しており、新国立競技場はその目玉になる予定だった。当時すでに第1次選考が終わり、IOC(国際オリンピック委員会)の視察が始まっていたため、2012年7月に国際コンペの募集が始まり、9月中に締め切り、11月に最終決定という短期間でデザインが決まった
細田守監督の最新作「バケモノの子」(公開中)を見てきましたが、うーん……いまいち感情移入できませんでした。子どもの成長も修行も青春も恋愛もアクションもファンタジーもありサービスてんこ盛り、映像はリッチ、メッセージは健全明朗、青い空には入道雲。――と構えは盤石なのですが、悪いところは、手垢(てあか)のついた常套(じょうとう)表現を使いすぎ、出来事を詰め込みすぎ、心情を言葉で語りすぎ。 でも、これらのキズは心をワシづかみにするようなドラマの芯さえあればかき消せるもの。今回はその、ワシのツメの食い込みが足らなかったと言うべきでしょうか。細田監督の「サマーウォーズ」も「おおかみこどもの雨と雪」も、キズは気になりながらも私の中では愛がまさったのですが……。あ、以下ネタバレですのでお気をつけ下さい。 両親の離婚後、一緒に暮らしていた母を交通事故で失った9歳の蓮は、渋谷の街で声をかけてきたバケモノの熊徹
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