この記事の続きは、以下の記事です。 2次元児童ポルノ規制派は私たちの土俵に乗ってくれると思い込む素朴な反対派 漫画やアダルトゲーム(エロゲ)の表現の自由への規制をしようとする東京都の2次元児童ポルノ規制条例が、問題になっている。表現の自由を規制しようとする条例には反対だが、反対派に表現の自由を規制する理論を提供してきた者がいる。 「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」の共同代表に、明治大学の準教授の藤本由香里と、弁護士の山口貴士がなっている。藤本由香里が、「虚構と現実を区別しろ」という反対派の声の渦の中にいるのが不思議でならない。藤本由香里こそが「漫画の虚構が現実の世界を傷つける」という理論を提供してきた張本人だ。 藤本由香里は、『私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち』という本を書いている(ここで引用しているのは、全て朝日文庫)。これは、少女漫画を分析した日本の文献で