兼業世帯の増加、育児休業などと共に男性の家事・育児手伝いにも、これまで以上にスポットライトが当てられている。単純に総時間だけでなく、インターバル的な面でも手間がかかる子育てにおいては、夫婦間の連携・協力が欠かせないものとなるからである。例えば乳児の夜泣き現象では、夜中でも数十分おきに起きて、あやす必要が生じる場合も少なくない。 多くの世帯は「夫が世帯の経済を支える就労を行い」「女性は専業(専業主婦)で、あるいはパート・アルバイトをしながら(兼業主婦)家事や育児を行う」。一方で夫側の家事・育児の手伝いは、必ずしも満足する領域のものではない。その理由として夫側は残業などで時間が足りないとし、時間に余裕が出来れば家事・育児への参加が増やせると説明している。次のグラフは内閣府男女共同参画局が2013年12月に発表した「ワーク・ライフ・バランスに関する意識調査」の結果をもとにしたものだが、3割強の人