「言ったことすらできない。なぜここまでうちの部下は使えないのか」 「何度も同じ説明をしているのに、ミスが減らない」 30代も半ばになると、こんな愚痴を聞く機会が増えた。特に本人が優秀なマネージャーであればあるほど、部下の不備にイラ立つ傾向がある。 私などは自分がポンコツなため、部下に頼らなければ生きていけないのだが、優秀な社員は部下の仕事すら巻き取ってなお働けてしまうからだ。 そこでなぜ、「うちの部下はこうも使えない」のかに対する答えを、今回はご提供したい。 使えない部下が許せない 相原さん(仮名)は、38歳で初の部下を持った。部下は全員40代で、率直に言って「扱いづらい」と感じたという。とりわけ使えないと感じているある40歳の男性社員について、相原さんはこう語る。 「自分より年上で、こんなに使えない人がいることが許せないんですよね。今まで何をやってきたんですか、って思っちゃう。たとえば、
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