PRESIDENT 2006.7.3号は「特集:「金持ち」家族、「貧乏」家族」といういかにもボーナス前の特集なのだが、この特集の巻頭記事が、あの悪名高い「下流社会」の著者・三浦展氏による家計調査分析だった。 題名は「2000家計調査 上流、下流 あなたはどっちだ」。タイトルからしてまったく余計なお世話である。 記事内容も、相変わらずの論調で、読んでるうちにかなりげんなり。 (団塊ジュニアは)三十歳になったら就職すればいいと気ままなフリーター生活を送ってきたら、いつのまにか正社員になるのも難しくなってしまった。 「気ままなフリーター」来ましたね、定番フレーズ。 今や妻を専業主婦で抱えられる三十代夫の経済力のボーダーラインは年収1000万ということになろう。専業主婦であり続けることにリスクを感じないで済む基準がそこまで上がっているのだ。だから、年収500万の男性と結婚して仕事を辞めた女性はリス