タグ

ブックマーク / www.mishimaga.com (1)

  • 第2回 棋士が棋士であるために|いささか私的すぎる取材後記|みんなのミシマガジン

    すべてが終わった後、報道陣が撤収作業を始めた電王戦最終局の記者会見場で、谷川浩司は敗れた三浦弘行に歩み寄った。そして耳元で何か言葉を伝えた。いつも以上に優しい目をしていた。すると、敗戦後も一貫して堂々と振る舞っていた三浦の様子に変化が見られた。頭を垂れ、瞳を閉じている。涙は見えなかったが、私には泣いているように見えた。 部屋を出た三浦に声を掛けると「人がいない場所で話しませんか」と言った。そして「記事、読みました。有難うございました」と笑った。不意に胸を衝かれた。三浦は誰に聞いたのか、私が開幕前に連載で書いた文章を読んでくれていた。しかし、読んでいたこと以上に驚かされたのは、棋士人生で最も重いであろう敗戦を喫した直後に、わざわざ記事ごときに感謝を伝えてくれた彼の人柄だった。 関係者でごった返す将棋会館4階フロアを逃れて、階段で5階へと上がった。下階の喧騒の熱気からは遠く、不思議なくらい静

    embedded
    embedded 2013/04/24
    #電王戦 このまま終わるはずがない。
  • 1