コンピューター将棋ソフトとプロ棋士による5対5の対抗戦「第2回将棋電王戦」第5局が20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、ソフトの「GPS将棋」が三浦弘行八段(39)に102手までで勝利。 これで通算3勝1敗1分け(持将棋)と、コンピューター側が勝ち越しを決めた。 ソフトがプロ並みの実力を持つことは今シリーズで実証されてきたが、トップ棋士の一人である三浦八段が完敗したことで、将棋界には衝撃が走った。 三浦八段は竜王戦では最上位の1組、名人戦の挑戦者を決める順位戦でもA級に在籍するトップ棋士の一人。GPS将棋は、東大の研究者ら有志が開発したソフトで、昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した。中終盤での強さに加え、今回は東大・駒場キャンパスの約680台のパソコンと接続し、1秒間に約2億7000万局面を読むことができる性能を持つことで、苦手とされる序盤から終盤までスキがなくなった。 対局は第4
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