子プロセスに LD_PRELOAD を継承させない Linux で LD_PRELOAD 環境変数を使うと共有オブジェクト (共有ライブラリ) のプリロードを行うことができます。通常、LD_PRELOAD が設定されている間は、あるプロセスから呼んだ子プロセスも同様にプリロードを行いますが、場合によっては子プロセスにはプリロードさせたくないときもあります。 たとえば、make に対して foo.so をプリロードさせるつもりで、 LD_PRELOAD=./foo.so make と実行すると、make が呼び出すあらゆるコマンドも foo.so をプリロードします。 その結果、gcc や gcc の呼び出すプログラム cc1, as, collect2, ld まで foo.so をプリロードします。 foo.so が make の挙動を変えることのみを目的としていた場合、 gcc まで影