【2015年度・共同研究】 発達障害・知的障害のある 児童生徒の非行防止支援 に関する研究 (2015年4月~2016年3月) 2015年度
国立国会図書館調査及び立法考査局 206 外国の立法 250(2011.12) の蔓延は、20 世紀半ばまで続き、1949 年の中 華人民共和国成立時には、けしの栽培面積は 133 万 ha、けしを栽培する農民数 1000 万人、 麻薬使用者は当時の人口の 4.4%にあたる 2000 万人、麻薬の製造、販売等にかかわる者は 60 万人いたとされる⑵ 。1950 年から、中央人民政 府の指導の下に、徹底した麻薬取締運動が行わ れ、1952 年には国内でのこれらのあへんの流 通、犯罪は撲滅された⑶ 。その後も、30 年近く 一部の地域でごく少数の薬物犯罪があったもの の、基本的には薬物犯罪は防止されてきた。し かし、1970 年代末に始まる改革開放以来、国 際社会との交流が深まるにつれて、再び薬物の 密輸、 乱用等の問題が深刻になってきた。特に、 いわゆる黄金の三角地帯⑷ と地理的に近い中国
仏東部ビルフランシュシュルソーヌ(Villefranche-sur-Saone)で、爆発があったケバブ店を調べる警察の科学捜査官ら(2015年1月8日撮影)。(c)AFP/JEAN-PHILIPPE KSIAZEK 【1月8日 AFP】フランスの複数の都市で7日夜から8日未明にかけて、イスラム教の礼拝所などが攻撃される事件が相次いで起きた。検察当局者が8日、述べた。 パリ(Paris)西部のル・マン(Le Mans)では8日午前0時過ぎ、モスク(イスラム教礼拝所)に手りゅう弾3発が投げ込まれた。手りゅう弾は爆発しなかった。 また、仏南部ナルボンヌ(Narbonne)近郊のポールラヌーベル(Port-la-Nouvelle)ではイスラム教の夜の礼拝の直後に、礼拝に使われていた建物に向けて発砲があった。 さらに8日、仏東部ビルフランシュシュルソーヌ(Villefranche-sur-Saone
ウガンダの首都カンパラ(Kampala)で、反ポルノ法と女性の服装規制に抗議する女性たち(2014年2月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/Emmanuel NEGA 【1月9日 AFP】ウガンダの警察当局は8日、ポルノ映画の制作に関与したとして、性教育家の女性ら2人を逮捕したと発表した。ウガンダでは昨年2月に反ポルノ法が成立し、取り締まりが強化されている。 8日の摘発で逮捕されたのは、「アンティ(おばさん)」の愛称で親しまれている性教育家のマリアム・ンディバサ(Mariam Ndibasa)氏と同僚の男性。 2014年2月に可決・成立した反ポルノ法では、ポルノの制作・売買・公開をめぐって有罪となった場合、最長10年の禁錮刑と最大1000万ウガンダ・シリング(約42万円)の罰金が科せられる。 ウガンダの民間紙デーリーモニター(Daily Monitor)によると、捜査当局と倫理・品位省は
菅義偉官房長官は9日、BSフジの番組に出演し、安倍晋三首相が8月に発表する戦後70年談話に関し、1995年の村山談話で表明された「植民地支配と侵略」などについて、別の表現とすることも排除せず検討する意向を示した。 菅長官は村山談話について、「戦後のおわびも含め、全体として引き継いでいく」と基本的に踏襲する考えを重ねて強調。ただ、司会者が「新談話では『植民地支配と侵略』『反省』という言葉は残すのか」と質問したのに対し、「同じものをやるんだったら新たに談話を出す必要はない」と答えた。 (2015/01/09-22:40)
第2回は、百戦錬磨の熟達者であっても、ちょっとしたミスがきっかけで取り返しのつかない窮地に陥ってしまうという、映画『127時間』にもなった実話です。 舞台は米国ユタ州のひとけのない峡谷。ここを一人で訪れた登山家が、落石で腕を挟まれ、身動きがとれなくなります。5日間にわたり、脱水、空腹、幻覚に悩まされた末、岩から自由になるために彼が下した決断は、折りたたみ式ナイフで自分の右腕を切り落とすことでした――。 北米最高峰に向けた肩慣らしだった キャニオンランズ国立公園は、風雨が長い歳月をかけて台地を深く削り取った峡谷が、台地の下をまるで血管のように広がる、荒涼とした場所だ。アーロン・ラルストンの今回の目的地は、この国立公園に数ある峡谷のひとつ、ブルージョン・キャニオン。彼にとっては北米最高峰マッキンリー挑戦に備えた、ちょっとした肩慣らしのつもりだった。 この時、ラルストンは27歳。コロラド州にある
1931年、3人の幼いアボリジニの少女が強制的に家族から引き離され、苛酷な環境の先住民収容所に送られた。オーストラリア政府が、数千人の子供たちを親元から隔離する政策を行っていたからだ。 しかし、8~14歳の3人はすぐに脱走し、全長1600キロに及ぶウサギよけフェンスに沿って、灼熱の西部砂漠地帯を歩き通し、故郷にたどりついた。 ウサギ隔離政策と先住民隔離政策 ウサギはオーストラリアに元々いた動物ではない。1859年、英国人入植者オースティンが24匹のウサギを野に放った。「少しばかりウサギを放したからといって、害もないだろう。ちょっとした狩りもできるし、故郷の雰囲気も味わえるし」。だが、ほどなくウサギは大陸全体に疫病のごとくはびこった。 1901~07年、オーストラリア政府は世界でも類を見ない、大がかりな外来動物の封じ込め策を実施した。オーストラリアの西部全域を、全長3200キロものフェンスで
第2次世界大戦が終結した時、ソ連の捕虜となったドイツ軍兵士は2万人を数えた。コルネリウス・ロストは1944年に捕らえられ、1年後に重労働25年の刑を言い渡された。送られた先は遠く離れたシベリアの果ての、凍てつく鉛鉱山だった。 地の果ての収容所 囚人たちは鉛鉱山の穴の中で暮らした。警備兵たちは、彼らを情け容赦なくこき使い、毎日12時間働かせた。運がよければ週に1回、1時間だけ太陽を拝めた。囚人は疲労で死ななかったとしても、鉛中毒で確実に死んだ。 ロストの刑期は25年だったが、実際はその前に人生の方が終わってしまうだろう。ロストには自分がすぐに衰弱し、力尽きることがわかっていた。周囲に果てしなく広がるのは、凍りついた無の世界。それでもロストは、とにかく脱走を試みるべきだと考えた。 ロストはすぐに逃げ出したが、そのせいで仲間の囚人の食糧はほぼゼロにまで減らされた。11日後に捕まったロストは餓死寸
パリ東部ポルトドバンセンヌ(Porte de Vincennes)のユダヤ教系食料雑貨店に突入する警察の特殊部隊。AFP TVの動画より(2015年1月9日撮影)。(c)AFP/AFPTV / GABRIELLE CHATELAIN 【1月10日 AFP】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃に始まり、パリ(Paris)の郊外と市内の計2か所で人質を取って同時に立てこもるという一連の事件は9日、治安当局の特殊部隊が現場に強行突入し、容疑者計3人が死亡、人質のうち4人が犠牲になるという衝撃の結末を迎えた。 パリから北東へ約30キロ離れた町ダマルタンアンゴエル(Dammartin-en-Goele)の印刷工場に人質を取って立てこもっていたのは、シェリフ・クアシ(Cherif Kouachi)容疑者(32)とサイド・クアシ(Said Kouachi)容疑者(
感電して意識を失ったサルを仲間のサルが助けようとした「救出劇」がインドで話題だ。日本でもテレビ番組内で紹介されるなどして注目を集めている。 ところが、この「美談」は人間目線の都合のいい解釈に過ぎない可能性もあるようだ。 上位ザルに「逆転」するチャンスだった? 「奇跡の救出劇」は2014年12月20日、インド北部カンプールの鉄道駅で目撃された。一部始終をとらえた動画を見てみると、最初に一匹のサルがぐったりとしたまま線路の脇に倒れているのが分かる。電線の上を歩いていた際に感電し、意識を失ってしまったらしい。 そこに仲間のサルが現れると、感電したサルの頭や首に何度も噛みつき、激しく揺すり始めた。それでも目を覚まさないと今度は地面に体を打ち付ける。ついにはサルを線路脇の水路に投げ込むという少々手荒な行動に。するとサルは意識を取り戻し、一命を取り留めた。回復後は助けたサルが背中をさするような姿も見ら
「改称」問題が日本で話題になったグルジアも、現地では比較的静かな新年を迎えたようだ。2014年秋には2度グルジアを訪れる機会を得たが、国防相交代と与党連合再編という一波乱はあったものの、2年前の選挙による政権交代や、前年の大統領と首相交代など権力構造そのものについて大きな変化は生じなかった。 しかし、本稿後半でも述べるように、ウクライナ問題の波及や遺跡破壊とナショナリズム問題など、ユーラシアの地政学問題を強く感じさせる出来事も起こっている。 さらに、ウクライナ問題との連関だけではなく、例えば、イスラム国の有力指揮官にもグルジア出身者が存在する(『ロシア・ユーラシアの経済と社会』2014年11月号の拙稿参照。なお、「中東・イスラーム諸国の民主化」データベースに新たにグルジア項目を追加した。 我々が抱きがちな~VS~など二項対立というナイーブな見方を調整するためにも、2015年のユーラシア政治
昨年4月以降に相次いで発売された新型の糖尿病治療薬を服用した患者10人が死亡していたことが、各製薬会社による副作用調査でわかった。因果関係は必ずしも明確でないが、脱水症を招き死亡につながったとみられる事例もあった。厚生労働省は適切な使用を呼びかけるため、添付文書を改訂するよう各社に指示する方針。 新薬は「SGLT2阻害薬」で、生活習慣が原因で患者数が多い2型糖尿病が対象。インスリンの分泌を促す従来の薬とちがい、尿中の糖を体内に吸収させるたんぱく質の働きを邪魔し、体外に出して血糖値を下げる。利尿作用があり、体重を減らす効果もあるとして注目されている。昨年4月以降、国内で6製品が販売され、専門家によると10万人以上が服用していると推定される。 朝日新聞が各社の調査を集計したところ、約3700人で約4800件の副作用報告があった。うち重篤なものは皮膚障害、尿路感染症、脱水症など630件で、10人
あらかじめ設定した時間だけ働いたとみなして賃金が支払われる裁量労働制について、厚生労働省が対象の一部営業職への拡大を検討していることが分かった。一月に始まる通常国会に労働基準法の改正案を提出する方針。 安倍政権は労働分野での規制緩和を進めており、一定要件を満たす労働者を労働時間規制から除外する新制度の導入とともに、裁量労働制の対象業務の拡大を成長戦略に盛り込んでいた。
ロシア・モスクワ(Moscow)の家電量販店でテレビを見る男性(2014年12月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/KIRILL KUDRYAVTSEV 【1月5日 AFP】ウクライナ最大のテレビ・ネットワークの一つ「インテル(Inter)」が、昨年末に放送した特別番組をめぐり、放送免許取り消しの危機に直面している。高い評価を受けてきた大みそかの年越し番組の中で、ロシアのポップスを多数、モスクワ(Moscow)からの生中継で放送したためだ。 ウクライナ文化相はこの番組を「反ウクライナ的」だと指摘。また国家安全保障国防会議のオレクサンドル・トゥルチノフ(Oleksandr Turchynov)書記は、ロシア主導の「情報戦争」だと批判している。 さらに、交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)では愛国主義を掲げるグループが、同テレビ局のキエフ(Kiev)事務所を焼き払ってしま
ホーム > ブログ > 日々のこと > 新党に入ったらフルボッコにされたので、自分の思いの丈を述べてみる -先送りをする政治に立ち向かう- -古い政治がもたらした、1億円の格差と1000兆円の借金。- 日本の政界は危機的な状況です。政治家たちは人気取りと政局に走り、「先送りする政治」を何十年にも渡って続けてきました。その結果が、およそ1億円の世代間格差と1000兆円以上の国の借金です。経済が回復する兆しもなく、日本の古い政治は今、グローバル化しスピード感を増す世界情勢にまったくついて行くことができていません。新しい政治家が、新しい政治をおこなわなくてはいけません。 (「おときた駿からのごあいさつ」より) 以上は私が、選挙に立候補するにあたり書いた文章です。 人生で一番最初に作ったチラシにも、全文を掲載しました。 年々増え続け、子どもや若者に先送りされる国の借金。 明らかに破綻し、将来世代は
中国・北京(Beijing)の東城(Dongcheng)の裁判所に出廷したジェイシー・チャン(Jaycee Chan)被告(2015年1月9日撮影)。(c)AFP/DONGCHENG DISTRICT PEOPLE'S COURT/YAN NAIYI 【1月9日 AFP】中国・北京(Beijing)東城(Dongcheng)の裁判所は9日、香港(Hong Kong)の映画スターのジャッキー・チェン(Jackie Chan)さんの息子で、他人に麻薬を使用する場所を提供した罪に問われたジェイシー・チャン(Jaycee Chan)被告に懲役6月、罰金2000元(約3万8000円)の有罪判決を言い渡した。 チャン被告は昨年8月、自宅から100グラムのマリフアナが発見され、逮捕・起訴された。裁判所の発表によるとチャン被告は裁判で罪を認めたという。国営メディアによれば、チャン被告はマリフアナ検査で陽性
ジャッキー・チェンの息子の房祖名(ジェイシー・チャン、31)と、台湾の若手人気俳優・柯震東(クー・チェンドン、23)の2人が、大麻使用に絡んで北京市公安当局に逮捕された事件は中華社会に大きな衝撃を与えた。何しろジャッキー・チェンは映画界の世界的大物であり、中国でも全国政治協商会議の委員をつとめ、「愛国芸人」(愛国的芸能人)の代表格として長く共産党の覚えめでたい人物だった。房祖名も親の七光りもあってそこそこ俳優として活躍していた。また、柯震東は台湾映画界の新星と誰もが認める人で、日本でもヒットした映画「あの頃、君を追いかけた」で主役に抜擢されて一躍スターになった。主演の映画の公開も年末に控えており、中華圏の芸能界に与えた衝撃は限りなく大きい。
54年前、三重県名張市で、ぶどう酒に農薬が入れられ、女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」で、名古屋高等裁判所は、奥西勝死刑囚が求めていた再審=裁判のやり直しを認めない決定をしました。 昭和36年、三重県名張市の地区の懇親会で、ぶどう酒に農薬が入れられて女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」では、この地区に住んでいた奥西勝死刑囚(88)が1審で無罪となったあと、死刑が確定し、再審=裁判のやり直しを求めています。 この事件では、犯行に使われた農薬と奥西死刑囚が持っていた農薬が同じものだったかどうかが争われていて、弁護団は、農薬の成分を分析した専門家の意見書などをもとにおととし、8度目の申し立てを行いました。 去年5月、名古屋高等裁判所が再審を認めない決定をしたのに対して、弁護団は異議を申し立て、名古屋高裁の別の裁判官が審理していました。 その結果、名古屋高等裁判所は、9日、弁護団の異
ta-ke-P @takep200x フランスのテロ事件。きっかけはイスラム国に対する風刺画だったみたいだけど、表現の自由が脅かされてるといつもの反応。 でも思うんだけど、いくら表現の自由があるとはいえ、他の宗教などに対する侮辱までしていいわけがない。とくに欧米ってこういうこと多い。震災時の福島の表現しかり。 目が細い人 @n_soty 昔からイスラム教を挑発する風刺漫画描いてて放火事件や政府からの忠告まで起こしてなお止めなかったCharlie Hebdoの責任が大きいと思う。イスラム教徒の尊厳を傷つけるやり方は、フランス人全体にもイスラム教徒にもマイナスの影響しか与えない。ギリギリも狙い方次第でこうなる。
岡田氏「きちんと消費再増税を」=民主代表3候補インタビュー インタビューに答える民主党の(写真左から)長妻昭元厚生労働相、細野豪志元幹事長、岡田克也代表代行=9日午前、東京・永田町の同党本部 民主党代表選に出馬した3候補は9日午前、それぞれ報道各社のインタビューに応じ、経済政策を中心に主張を展開した。 【3候補政策比較】集団自衛権に岡田氏含み、細野氏前向き=長妻氏は反対−民主代表選 岡田克也代表代行は、消費税率再引き上げについて「時間を置かずに10%にきちんと上げていくことが次の世代のためにも必要だ」と指摘。ただ、2017年4月に延期する政府方針に賛成するかは「党内の議論が必要」と明言しなかった。 細野豪志元幹事長は安倍政権の経済政策「アベノミクス」を、「金融緩和をして円安にすることが本当にいいのか。もう限界がきている」と批判。8日の討論会で維新の党から関西を切り離しての「合併」提案が
8日、投票が行われたスリランカの大統領選挙で現職のラジャパクサ氏が離反した元側近の候補に敗れたことを認めて政権が交代することになり、中国との関係を強化してきた外交などこれまでの政策がどの程度見直されるか、注目されます。 スリランカの大統領選挙は、現在、開票作業が進められ、日本時間の9日午後0時半現在で現職で3期目を目指したラジャパクサ氏が47%の得票率で、52%の対立候補のシリセナ氏にリードされています。 大統領府の当局者によりますとラジャパクサ氏は、9日朝、敗北を認めて滞りなく政権を移行する考えを示し、すでに大統領府を去ったということです。 3選を禁止した憲法を修正してスリランカでは前例のない長期政権を目指したラジャパクサ氏は25年以上続いた内戦を終結させ、経済成長をもたらしたと実績を強調しました。 しかし、みずから財務相や国防相を兼任し兄弟を議会や政府の要職に就かせたことで、国民からは
やや旧聞となるが、SF作家のチャールズ・ストロス氏がSFというジャンルにおける困った一面「遠い未来が現在からみてあまりに普通であることが多い」ことについて思慮深い投稿をしている。我々の文化は急速に進化しており、100年前の状態に戻ることすら難しい。しかし、我々が没入する500年後の文化では、宇宙船があること以外はすべてが現在と変わらない。ストロス氏によれば、「このような様式でSFを書くことは、不精な読者が文化的な適応を気にすることなく冒険物語に飛び込んでいけるようにするためで、SF的な装飾は単なる鮮やかな包み紙に過ぎないと主張することもできる。それでも遠い未来を舞台にしつつ大きな文化的な疎外感を与えないSF作品を読んでいると、私はとても変な感じを受ける。我々の歴史という文脈からみると、我々はよそ者であるからだ」という。中には他の作家より努力している作家もいるが、多くは単に物語を語るための背
戦時中、日本軍のスパイとして中国で暗躍し、戦後も十三年間任務を続けた男性がいる。深谷(ふかたに)義治さん(99)。一九五八年、中国当局に逮捕され、拘束は二十年に及んだ。今月、その半生をまとめた本が出版された。執筆したのは次男の敏雄さん(66)。それは家族にとっても重く長い日々だった。 (森本智之) 『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』(集英社)。陸軍憲兵だった義治さんは四〇年、極秘任務を命じられ中国人商人に成り済ました。現地女性と結婚して上海を拠点に活動。ニセ札を大量に製造して敵に打撃を与え、二十七歳の若さで叙勲を受けた。 人生を変えたのは「戦後も任務を続行せよ」との命令だった。戦後スパイは国際法違反。逮捕後、戦時中のスパイは認めたが、戦後のことは「国に汚名を着せてしまう」と否認した。獄中の苛酷な生活で背骨が折れ、身長は十センチ縮んだ。左目も失明したが、罪は認めなかった。情報をやりと
銚子市在住の元保険会社社員、村田一司さん(80)が八日、市に自然災害対策費として三千万円の寄付を申し出た。市役所で越川信一市長に「仮設住宅建設費や災害弱者の臨時生活費に充ててほしい」と要望。市長は「大変ありがたい。災害救助基金に積み立て、生かしたい」と答えた。 村田さんは東京都大田区生まれ。幼少時は貧しかったが、二十五歳から株式運用などを始め、妻の協力も得て、三十年で預貯金の目標額を達成。使い道は「子どもはいないし、社会貢献にしよう」と決めた。定年後、移住した銚子を「排他的でなく温かい人ばかり」と気に入り「全財産を市に寄付して」と遺言書を作成。妻に先立たれていたので、弟に託した。 弟も昨年亡くなったため、余生に必要な額を残し寄付を決めた。東日本大震災の報道を見て「今必要なのは災害対策だ」と使い道も要望した。村田さんは「銚子への感謝を形にできて幸せ」と話した。 (渡辺陽太郎)
終戦直前の一九四五年八月だった。当時十代で陸軍二等兵だった野中鉚市(りゅういち)(89)は、勝浦町(現・勝浦市)の海岸近くで一人用の塹壕(ざんごう)「たこつぼ」を掘っていた。本土決戦となれば、米軍は千葉の九十九里方面や九州から上陸してくると予想されていた。 八月十五日の昼すぎ、将校がいつになく荒れていた。生け垣を力いっぱい軍刀でたたき切る。理由は後で分かった。終戦を告げる天皇の玉音放送がラジオで流れたためだった。 死ぬ覚悟でいた野中も、肩透かしを食った気持ちだった。しかし「うちに帰れる」と思うと、やはりほっとした。その時はまさか故郷の関宿町(現・野田市関宿町)で、その終戦の立役者の一人となった鈴木貫太郎の世話になるとは夢にも思っていなかった。
ネパール・カトマンズ(Kathmandu)で行われた、男女平等の市民権を要求する抗議行動で、人間の鎖を作る活動家ら(2014年12月24日撮影)。(c)AFP/Prakash MATHEMA 【12月24日 AFP】ネパール人のシングルマザー、ディープティ・グルンさん(40)はこれまで長い間、10代の娘2人の国籍を取得しようと悪戦苦闘してきた。グルンさんの娘は2人ともネパール生まれだが、幼少の頃に両親が離婚し、母親に育てられた。 少なくとも現在は、法律がグルンさんを味方している。だがネパールの制憲議会は新憲法草案で、ひとり親家庭の子どもが親の国籍を引き継ぐのを禁止することを提案しており、これが人権活動家の怒りを買っている。 グルンさんは「自分の国で難民になるようなものだ。女性に対する扱いといえば、父親の書類を要求して尋問し、拷問にかけ、苦しめることばかり。男親が子どもの市民権を申請すると、
仏紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件で殺害された漫画家の(右上から時計回りで)ベルナール・ベラク(Bernard Verlhac)氏、ジョルジュ・ウォランスキ(Georges Wolinski)氏、ステファヌ・シャルボニエ(Stephane Charbonnier)氏、ジャン・カビュ(Jean Cabut)氏。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN/FRANCOIS GUILLOT/FRANCOIS GUILLOT/PATRICK BERNARD 【1月8日 AFP】(一部更新)仏パリ(Paris)で起きた風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件で、殺害された12人の中には著名な漫画家4人が含まれていたことが分かった。フランスの検察当局が明らかにした。 4人は、「シャルブ(Charb)」のペンネームで知られていた同紙編
米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で自由の女神像(Statue of Liberty)に仮装して観光客からの寄付を募る男性(2014年10月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Jewel Samad 【1月8日 AFP】好調な米国経済における矛盾の一つとして指摘されているのが、失業率が6年ぶりの低水準に低下しているにもかかわらず、労働者の平均賃金がほぼ横ばいになっていることだ。 この異常な現象を受けて、2008~09年の景気後退からの米経済の回復は、十分に強いものだと本当に言えるのだろうかとの疑問が上がっている。 失業率は現在、2009年の10%から大幅に改善して5.8%にまで下がっており、理論的には賃金が上昇するはずだ。雇用可能な労働者が減少することで、雇用主は賃金上昇を強いられるからだ。 だが現実には実質賃金はほぼ横ばいとなっている。 米連
一人暮らし、二人暮らしの世帯が大半を占める日本で、家族を頼りなさいって、何の想像力もないと思うんだよね。
仏パリ(Paris)のパビリオン・カレ・ドゥ・ボードワン(Pavillon Carre de Baudouin)で開催中の自らの写真展の会場で撮影に応じる小説家のミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)氏(2014年11月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【1月6日 AFP】フランス、2022年。イスラム政権の下、女性たちはベールをかぶり、パリ・ソルボンヌ大学(Paris-Sorbonne University)はパリ・ソルボンヌ・イスラム大学と改名されている──7日に発売されるフランスの「恐るべき子ども」、ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)氏(56)の新作小説が発売前から論争を巻き起こしている。 フランス現代文学界で最も知名度が高く、最も多くの言語に作品が翻訳されている小説家の1人であるウエルベック氏の6作目
【ワシントン=共同】私の名前を許可なく載せたら訴える-。地元政治家に圧力をかけられた米東部メリーランド州の地方紙が、逆にこの政治家の名前を二十八回繰り返す社説を掲載するなど報道の自由を盾に抗戦し、全面降伏に追いこんだ。米主要メディアが八日伝えた。 同州フレデリック郡で公職を務める共和党のカービー・デローター氏は、地元紙フレデリック・ニュースポストに自分のことが書かれたと腹を立て、今後自分の名前を勝手に書いたら訴訟を起こすと宣言した。 デローター氏は選挙で選ばれた公人。同紙は「前代未聞」と反発、六日には名前を伏せて同氏をどう表現するかを真剣に考える社説を掲載した。ユーモアと皮肉が詰まった記事には「カービー・デローター」と連呼する表題を含め、フルネームを二十八回織り込んだ。
東京都内の公立保育園で働く保育士などの職員は、半数近くが非正規雇用で、一部では正規雇用の職員と同じような働き方をしているのに給与などの待遇に格差があることが、専門家の調査で分かりました。 子どもの特性など仕事に必要な情報を十分に伝えられていないケースも多く、専門家は「非正規職員の職場環境の改善が必要だ」と指摘しています。 この調査は、東京都日野市の明星大学が、自治体職員で作る労働組合の1つ「東京自治労連」と協力して行ったもので、都内の自治体と公立保育園にアンケートを配布し、このうち31の自治体と非正規雇用の職員3600人余りから回答を得ました。 それによりますと、公立保育園で働く保育士などの職員のうち、臨時や非常勤などの非正規雇用の割合は平均でおよそ45%で、自治体によっては70%を超えているところもあります。 待遇面では、非正規雇用のおよそ15%の人が正規雇用とほぼ同じような時間で働いて
米司法省は5日、西アフリカのガンビアで政府転覆を企てたクーデター計画に参加したとして、米国籍の男2人を中立順守法違反などの容疑で訴追した、と発表した。クーデター計画は昨年末、未遂に終わったという。2人はいずれも米国で身柄を拘束されている。 司法省によると、訴追されたのは米国とガンビアの重国籍を持つパパ・ファール容疑者(46)と、ガンビア系米国人のチェルノ・ヌジエ容疑者(57)。ファール容疑者は昨年8月、「ガンビア人の境遇を懸念して」、クーデター計画に参加。準備のため米国で小銃などを購入し、ガンビアに送るなどしたという。 ファール容疑者の供述によると、昨年12月に約10人がクーデターのためガンビアに入国。同月30日に計画を実施しようとしたが、軍から反撃されて未遂に終わった。参加者の多くは死亡したが、ファール容疑者は逃げることに成功、セネガルの米大使館に出頭した。ヌジエ容疑者は計画のリーダー格
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