偽の歴史大好きな恵美嘉樹ですが、別に私が認定したわけではありません。きのう(2013年4月18日)発売の週刊新潮で、 「歴史教科書に書いていない 国宝の史実誤認と偽物疑惑」(菊地正憲) という刺激的な特集が4頁にわたって展開されています。 一つ目は、志賀島の金印(弥生時代)です。 =福岡市美術館HPより 江戸時代に「見つかった」のですが、正式な発掘ではなく、農民甚兵衛がたまたま見つけたという来歴の怪しいもの。 「金印偽造事件」の三浦佑之さん(古事記で有名)が、怪しいところをずらーと紹介。 ・甚兵衛の実在した記録が残っていない ・1700年も地中に埋まっていたのにほとんど傷がない ・福岡市が20年前に現地を調査したがそれらしい遺構はなかった などなど そんなわけで、実はもともと怪しいと思われたのですが「本物だ!」となったのは、1950年代以降に、中国で似たデザインの金印が2つ見つかったからで