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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (36)

  • 釣り上げた魚の口の中にモグラが! なぜ?

    米ミズーリ州で釣りをしていた人がリールを巻いて魚を釣り上げると、口の中にモグラがいた。驚いた釣り人は危うく魚を落としかけたという。(PHOTOGRAPH BY MONROE MACKINNEY, CATERS) 米ミズーリ州で釣りをしていた人が、池から魚を釣り上げた。大物がかかったようだが、どのくらいの大きさかはわからなかった。 モンロー・マッキニー氏が釣りをしていたのは、両親が所有するサッカーグラウンド8つほどの広さの池だ。そして、リールを巻いてブラックバス(オオクチバス)を引き上げたときに驚いた。 なんと、魚の口の中から、トウブモグラが這い出そうとしていた。ミズーリ州でよく見られるモグラだ。いや、よく見るとモグラは死んでいることがわかった。マッキニー氏がその写真をインスタグラムに投稿したところ、あっという間に話題となった。(参考記事:「【動画】鼻で驚きの12連打!奇妙なホシバナモグラ」

    釣り上げた魚の口の中にモグラが! なぜ?
    endo_5501
    endo_5501 2017/07/08
    “鳥が魚をおびき寄せるために、齧歯類(げっしるい)を池に落とすところを見たことがある”
  • イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか

    イエローのラブラドール・レトリバー。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 1997年、ドイツ、ベルリンの科学捜査官が、ある珍しい事件に関する論文を学術誌「Forensic Science International」に投稿した。事件の夜、31歳の男性が母親の家の裏庭にある、物置を改装した小屋にこもっていた。彼はそこで飼いイヌのジャーマン・シェパードと一緒に暮らしていた。 午後8時15分頃、小屋のほうで銃声が鳴ったのを、近隣の人々が耳にした。 45分後、その男性が拳銃で口を撃ち抜いて死んでいるところを母親と隣人たちが発見した。男性の手にはワルサーの拳銃が、テーブルの上には遺書が置かれていた。 その後、警察官がさらに驚くべきものを発見した。彼の顔と首の大半は消え失せ、傷の縁には歯型が付いていた。 理由はすぐにわか

    イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか
    endo_5501
    endo_5501 2017/06/29
    “イヌが人間の死骸を食べる際の行動パターンは、野生のイヌ科動物の摂食行動とも一致しない”
  • 【動画】イッカクは牙で叩いて魚を捕る、初確認

    【動画】イッカクの謎解明:イッカクが長い牙を使って魚を狩る様子をとらえた動画。カナダ・ヌナブト準州付近で撮影された。イッカクが牙を振って魚を叩いているのがわかる。(解説は英語です) ミステリアスな「海のユニコーン」の謎の一端が解明された。 イッカクがあの長い牙をどのように使うのかについては、これまでさまざまな憶測がなされてきた。(参考記事:「動物大図鑑 イッカク」) 今回、その様子をとらえた動画が初めて撮影された。その中でイッカクは、牙をすばやく突き出し、ホッキョクダラを叩いて気絶させている。こうすれば魚は動けなくなり、容易に捕できるというわけだ。 この動画はWWFカナダとカナダ水産海洋省が、カナダ・ヌナブト準州トランブレー入江で、2機のドローンを使って撮影したもの。 北極の動物と生態系に詳しい、WWFカナダのブランドン・ラフォレスト氏は、イッカクが謎に包まれた動物である理由をこう説明す

    【動画】イッカクは牙で叩いて魚を捕る、初確認
  • 私はこうして「世界初の公認サイボーグ」になった

    「世界初の公認サイボーグ」ニール・ハービソン氏。アンテナで光を振動に変換し、頭蓋骨に伝えることで「色を聞く」。(PHOTOGRAPH BY MAREK ZAKRZEWSKI, EPA) 義肢から薬剤まで、人間は数千年にわたり、テクノロジーを活用して身体や精神の能力を向上させてきた。それが今、加速している。進歩するテクノロジーを使った「人間拡張」によって、従来とまったく違った方法で世界を体感しようとしている人たちがいるのだ。(参考記事:「脳とつながるハイテク義手」) 34歳のアーティスト、ニール・ハービソン氏もそうした人々のひとりだ。色覚異常を持って生まれた彼は、目に見えるものすべてがグレースケールで、ほかの色をまったく認識することができない。ハービソン氏はこれを障害というより、むしろ財産であるととらえているが、一方で視覚というものをさまざまな面から理解したいとも考えていた。(参考記事:「色

    私はこうして「世界初の公認サイボーグ」になった
  • 千年動いたイラン伝統の風車、存続の危機に

    イラン北東部の町ナシュティーファーンに住むモハンマド・エテバリ氏は、古代から伝わる伝統の最後の守り手だ。すでに高齢だが、この歳になるまで、町にある数十基の歴史的な風車を回し続けることに人生をささげてきた。(参考記事:「【インタビュー】Webナショジオ・インタビュー サヘル・ローズ」) しかし、彼にあとどれだけの時間が残されているかわからない。毎日のメンテナンスという重労働に興味を示す若者はいないようだ。町が観光地図に載っているのもこの風車のお陰だが、常に気を配っているエテバリ氏がいなければ、いつかは止まってしまうかもしれない。 「風車を回しているのは、きれいな、汚れのない空気です。誰もが吸える命の空気です」と、この動画でエテバリ氏は語っている。 天然の粘土と、麦わら、木でできた風車は、推定1000年もの間、穀物をひいて粉にしてきた。軸が垂直に立った形は、西暦500年頃にペルシャ人が発明した

    千年動いたイラン伝統の風車、存続の危機に
  • 第2回 伝説の大洪水と巨人、竜は実在したか

    世界各地の神話や言い伝えには、共通するテーマがある。西洋と東洋、あるいは新大陸のように遠く離れた所であっても、竜や大蛇と戦う勇者の話、人をう巨人の話などが伝えられている。人間が観念的に生み出した想像上の怪物が、偶然、世界各地で同じように描かれたのだろうか。それとも遠い過去の人類には何か共通の体験があって、それがおぼろげな記憶とともに各民族に伝承されてきたのだろうか。 古代ギリシャのかめに描かれた絵。ユリシーズと仲間が、巨人ポリュペモスの一つしかない眼をえぐっている。(Ulysses and his companions gouging out the eye of the Cyclops Polyphemus,illustration from an antique Greek vase, 1887 (color litho), French School(19th century)/B

    第2回 伝説の大洪水と巨人、竜は実在したか
    endo_5501
    endo_5501 2016/12/07
    “この島にやってきた人々がその頭骨の中央に巨大な穴(鼻につながるところ)を見て、巨人の額の中央に大きな眼が一つあったと誤解したというのはありうる話”
  • 沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海

    黒海の水深300メートル地点で見つかったオスマン帝国の沈没船。ある調査船が発見した41隻の沈没船の1つだ。(PHOTOGRAPH BY RODRIGO PACHECO-RUIZ, COURTESY EEF, BLACK SEA MAP) 先史時代の人々が海面上昇にどう対応したかを探るため、船員と科学者の国際チームが黒海で調査を行っていたところ、予想外のものを発見した。9~19世紀の千年間に沈んだ、極めて保存状態の良い41隻の沈没船だ。(参考記事:「沈没船から17世紀の王家のドレス見つかる」) チームは約1万2000年前に起きた黒海の拡大について調べるため、ソナーと遠隔操作無人潜水機(ROV)で海底地形図を作成していた。沈没船が状態を維持できたのも、実はこの拡大のおかげだった。 英サウサンプトン大学海洋考古学センターの所長で、今回の研究を率いるジョン・アダムス氏は「約1万2000年前に最後の

    沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海
  • 地下水が枯れる日

    米国の穀倉地帯を支える「オガララ帯水層」の地下水が枯渇しつつある。国内はもとより、世界の料供給への影響が懸念され始めた。対策はあるのか? 文=ローラ・パーカー/写真=ランディ・オルソン 乾燥した米国中部で近代的な生活が送れるのは、膨大な量の地下水を含んだ地層「オガララ帯水層」があるおかげだ。そのオガララの水を調査するため、私たちはここカンザス州へやって来た。井戸に下ろした巻き尺の先端は、深さ60メートルでようやく水面に達した。1年前に測ったときより30センチも低い。このペースで水が減れば、井戸が枯れるのも時間の問題だ。「この状態で灌漑に使えば、ひと夏もちません」。米カンザス地質調査所で水資源データの管理責任者を務めるブライアン・ウィルソンは言った。 農業地帯を支える水 オガララ帯水層をめぐるウィルソンの調査に同行し、8000キロを旅した。私たちが車で走ったのは、サウスダコタ州からテキサス

    地下水が枯れる日
  • ナチスによる原爆開発はこうして阻止された

    1943年の出来事を再現した1948年のドラマより。ナチスに占拠されたヴェモルクの重水工場を爆破するため雪原を渡るノルウェーの工作部隊。(PHOTOGRAPH BY HERO FILM/RONALD GRANT ARCHIVE, ALAMY) 1943年2月27日深夜、ナチス支配下にあったノルウェーの重水工場爆破任務を負った9人の破壊工作員が、夜の闇にまぎれて険しい崖をよじ登っていた。 カーク・ダグラス主演のアクション映画『テレマークの要塞』(1965年)は、この実話が基になっている。しかし、実際に起こったことはハリウッド映画よりもはるかに複雑で、はるかに壮絶なものだった。 米国の作家ニール・バスコム氏の最新著書『The Winter Fortress: The Epic Mission To Sabotage Hitler’s Atomic Bomb (冬の要塞:ヒトラーの原爆を破壊せよ

    ナチスによる原爆開発はこうして阻止された
  • 系統学で見る「赤ずきん」のルーツ

    民話「赤ずきん」は、さまざまなバージョンが世界中で語られている。最新研究では「赤ずきん」と、もう1つの似た物語「狼と七匹の子山羊」がどこで生まれ、どのように進化していったかが定量分析によって追跡された。 Map by Matthew Twombly, NG staff. Source: Tehrani, J. J. PLOS ONE 2013;8(11):E78871 これは世界中で語られてきた物語だ。「赤ずきん」が祖母の家を訪ねると、祖母をべたオオカミが、祖母の服を着て、赤ずきんのこともべようと待ち構えていた。その後の展開は、話のバージョンによって異なる。 赤ずきんはべられたのか? 通りがかった狩人がオオカミの腹を割いて赤ずきんを助け出したのか? 赤ずきんがオオカミをだまして外へ出るのか? イランの一部地域では、幼い女の子が一人で出歩いたりしないという理由から、危険な目に遭うのは男

    系統学で見る「赤ずきん」のルーツ
    endo_5501
    endo_5501 2015/09/05
    “物語の真のテーマは、人は見かけによらないということであり、それはとても重要な人生の教訓です”
  • 第6回 自ら3Dプリンタを操り成長する究極のロボット

    今、飯田さんの研究室で取り組んでいる萌芽的な研究について。 それは、自ら成長できるロボット、だ。 自己組織化の研究などというと、かなり前から語られ続けていて、どちらかというとコンピュータ・サイエンスの話かと思うのだが、飯田さんが試みているのは、リアルに自らの体を変化させ、成長するロボットだ。 「我々がつくってきたロボットって、今のところ、ほとんど役に立たない(笑)。物の生物は、馬とか犬とか、役に立つものがたくさんいるのに、ロボットは何で役に立たないのかといろいろ考えていくと、やっぱり体の構造をどんどん変えて、積み上げていって、上質なものができるようになっていかなければと思いまして。ロボットが自分で形を変えていけるようなメカニズムの研究として始めています。今のところ、材料の研究になってくるんですけど」 飯田さんが見せてくださったのは、イモムシのようなロボット体が、体とは違う塊を、自分に

    endo_5501
    endo_5501 2013/08/31
    「僕的には、やっぱり一番問題だなと思ってるのは、ロボットってまだサイエンスになってないんですよね。生物学も昔はナチュラルヒストリーでした。それが、進化論以降、バーッとサイエンスになりましたよね」
  • 第5回 実は世界の最先端だった旧石器時代の日本列島

    旧石器時代のホモ・サピエンスについて人類学と考古学が一緒になって研究するというのは、言われてみれば当たり前のことだ。人間は生物であるけれど、文化的な存在である。両方のアプローチから攻めるのが正当であろう。 そして、実際、欧米ではごく普通の光景だそうだ。例えば同じ学術雑誌に両方の論文が掲載される。しかし、アジア、もちろん日では、そうなっていない。ぼくが、ふと思ったのは、大学に入る時の「入り口」の問題。人類学は理系で、考古学は文系という括りがなんとなくできていて、いわゆる文理の壁が隔てているという構図だ。 「それは大きいと思います」と海部さん。「僕も今思い起こすと、大学時代に考古学を学ぶチャンスってなかったんですよね。今になって学び出して、すごい面白いじゃんって思いながらやってます。勉強するのも楽しいし、一緒に仕事するのも楽しい。あと、日の事情として、特に旧石器時代で言えば、主要四島から人

  • 満員のエベレスト

    商業登山の広がりで、危険なまでに混雑するエベレスト。世界最高峰の惨状に解決策はあるのか。 文=マーク・ジェンキンス 今、私たちは標高8230メートルの高所で、ほかの登山者と接触しそうな過密状態のただ中にいる。これでは体力や能力と無関係に、全員が同じペースで前進を続けるしかない。 真夜中近く、見上げると、一列に連なったヘッドランプの光が暗黒の空へと続いていた。眼前にそびえる斜面を100人以上がゆっくりと登っていく。 ある岩場では、ひどく曲がった1のスノーピケットが氷に打ち込まれ、くたびれたロープを支えていた。このロープを頼りに、少なくとも20人が登攀中だ。 万が一、このピケットが抜けたら、全員が転げ落ちて死ぬだろう。 2時間を超える登頂待ちの列 私たちの今回の遠征は、1963年の米国エベレスト遠征隊の快挙から50年を記念して企画された。 だが実際に私たちが目にしたエベレストでは、登山をとり

    満員のエベレスト
    endo_5501
    endo_5501 2013/06/03
    「山頂には人々がひしめき、身の置きどころもなかった。眼下のヒラリー・ステップでの登頂待ちは2時間以上に及び、列をなした人々が寒さに凍えながら体力を消耗していた」
  • 第1回 代替現実でいともたやすく現実は崩壊する

    ──最後の装置を取る場面ですが、フェイクの脇坂さんが「現在に戻しました」と説明してから、川端さんに視線を外させた間にリアル脇坂さんにスイッチしました。脇坂さんが、「さっき“現在に戻しました”と言ったのは2カ月前の映像で、いまは現在の映像です。ただ、信じるならですけど」と言い、川端さんはとても混乱したようでした。ぼくたちが、調整室からスタジオに入った時、川端さんがどちらの映像を見ているかわからなかったので、装置をとって川端さんがびっくりしているのを「なぜ驚いているんだろう」と思いました。 というわけで、SR装置をぼくが身につけた瞬間、ぼくと編集者が(もちろん藤井さんや脇坂さん、カメラマンも)感じとる現実は、まるっきり分岐したようだ。 藤井さんや脇坂さんは、現実感を演出する工学の魔術師として振る舞い、装置を付けた「プチ異世界」に身を置いたぼくは見事に翻弄された。その様子をはじめて見る編集者やカ

    endo_5501
    endo_5501 2012/10/16
  • その1 日本に最適の人口は何人?

    世界の人口膨張が止まらない。一方、日の人口は、まもなく減少に転じようとしている。それも大変な勢いで――。 たとえば国立社会保険・人口問題研究所が06年におこなった推計によれば、世界の人口が90億人を突破すると考えられている2050年頃、日の人口は9000万人前後に。さらに2105年には4500万人ほどになるとも言われる。現在の日の人口は1億2800万人。つまり今後100年で、約3分の2の日人が消えるという計算だ。 もしこの推計通りに進めば、世界で誰も経験したことのない人口激減社会に突入する日。いやすでに、日の人口減少は「ジャパンシンドローム」とも呼ばれ、これから多くの先進国が直面するだろう人口減少を、いち早く経験するサンプルとして、世界中からその動向が注視されているという。 とはいえ1万年におよぶ歴史を振り返ってみると、日列島が人口減少に直面したことは、実はこれが初めてではな

  • 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一因

    人がべているウナギは19の種・亜種が知られるウナギの一種、ニホンウナギで、日韓国台湾中国など東アジア一帯の海域の回遊してくる。沿岸に回遊してきたシラスウナギ(ウナギの稚魚)は河川を遡上して成長し、そこで5~10年程度過ごした後に、繁殖のために河川を下って海に下る。 ウナギは5~8月の新月の直前に、グアム島近く、西マリアナ海嶺南端付近の太平洋で産卵するとされる。卵からふ化した仔魚はほとんど自分では泳がずに海流に乗って西に移動、その後黒潮に海流を「乗り換えて」北上し、東アジア各国の沿岸までたどり着く。 これがウナギの長く、不思議なライフサイクルだ。 こうしてみるとウナギの生息のためには、河川の上流域や湖沼から下流域を経て公海に至る広い範囲の環境がきちんと保全されていなければならないことが理解できるだろう。河口域の干潟や浅海部分も、遡上前のシラスウナギや、海に泳ぎ出す直前の親ウナギ

    endo_5501
    endo_5501 2012/07/12
    うなぎはいつまで食べれるのかなあ