独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月4日、Wi-Fiアライアンスが策定した無線LAN機器の接続とセキュリティの設定を容易に行うための規格である「Wi-Fi Protected Setup(WPS)」に無線LANの設定情報を取得される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。 Wi-Fi Protected SetupのPIN認証を採用している製品には、PIN認証の仕様が原因でブルートフォース攻撃が容易になる脆弱性が存在する。しかも、複数の無線ルータにはブルートフォース攻撃に対応する機能がないため、攻撃がさらに容易になる。この脆弱性が悪用されると、該当する機器にアクセス可能な第三者によって、無線LANの設定情報を取得され