マシュー・ホプキンスが魔女と使い魔を取り調べているところ マシュー・ホプキンス(Matthew Hopkins、1620年 - 1647年以降)は1644年から1646年にかけてサフォーク、エセックス、ノーフォークなどのイングランド東部を中心に魔女狩りを行った人物である。彼は、イギリス政府から魔女狩りを任されていると吹聴して「魔女狩り将軍」を自称し、およそ300人もの無実の人々を魔女に仕立て上げて処刑、多額の収益を得た。 マシューは、清教徒の牧師ジェイムズ・ホプキンスの息子としてサフォークで生まれた。一時は弁護士をしていたが、あまり有能ではなかったようで、生活に必要な収入が得られず、地元で魔女集会が行なわれたのを機に魔女狩りを生業とするようになった。彼が魔女狩りにおいて違法すれすれの手段をよく用いたのは、法律に精通していたからだと言われている。 彼はジョン・スターンとメアリー・フィリップス