暴走する資本主義 - 池田信夫 blog

Supercapitalismの訳本が、来週出る。タイトルが悪趣味で、内容をなぞっただけのよけいな解説がついているが、著者はオバマの政策顧問なので、民主党政権のアメリカを予測する上では必読書だ。 邦題からは、ありきたりな「市場原理主義批判」や「格差是正」などの（日本のような）古い民主党の政策を連想するが、内容は資本主義が20世紀型の工業社会を超えた「超資本主義」に変質を遂げ、よくも悪くも世界の政治を変えると予測するものだ。それが民主主義とは必ずしも一致しないことを著者は批判するが、それは従来型の「大きな政府」的パターナリズムとは違う。本当にこういう政策が実現されるとすれば、オバマはアメリカに本物の変化をもたらすことができよう。

[hsksyusk]

オバマの政策顧問の本。今後のアメリカを予測する上で重要。

[dazed]

東洋経済新報社 (2008/6/13)

[kgbu]

オバマ候補のブレインの本とあれば、読みたくなるわな。先日、丸善で平積みだったのはそういうことか。

[ragey]

いつまでもブルジョア（絶対悪）VSプロレタリア（絶対善）の二項対立でしか世界をとらえられないのが日本のリベラル派の弱点だよねえ．子供向け戦隊ヒーロー番組ぢゃねえのに正義漢ヅラして誰かを叩く事に汲々として